SKILL UP
2019.05.21
SKILL UP
2019.05.21
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フリーランスママのクリエイターが多数所属し、企業とのプロジェクトにも取り組んでいるマムズラボ株式会社。そちらが主催するセミナー「マムズラボカレッジ」に取材の依頼を頂いて、再び参加してきました。
今回お誘い頂いたのは、“WEB動画から考える、「コミュニケーションデザイン」講座”。現代にあふれるWEB動画の変遷や、これからの活用方法など、プロジェクションマッピングの演出で有名なNaked Inc,の大屋友紀雄さんに解説して頂きました。そのレポートをお送りします!
========目次========
今回も潜入取材!
├ まずは参加者同士、自己紹介
├ WEB動画はインターネットなのに、閉じられた世界?
├ WEB動画マーケティングをするうえで
└ WEB動画についてのまとめ
受講してみて
├ 易しい内容、でも業界にちょっと詳しくなれたような気がした
└ 編集部総評:★★★★★
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参加していたのは、30代~40代の男女10名弱。普段どんな業界でどんな仕事をしているのか、受講のきっかけなど、まずは簡単に自己紹介をします。皆さんwebクリエイターの方が多い印象でした。
またNaked Inc,がこれまで手掛けた、プロジェクションマッピングのイベント映像も見せてもらいましたがやっぱり綺麗ですね。ついつい見入っちゃいます。
そしていよいよ、本題へ。
大屋さんによると“WEB動画”とは、色々な解釈の仕方がありますが、インターネット回線を介して観られる動画とのこと。そのように考えるとFacebookやYouTubeにアップされている動画、LINEのビデオ通話、流行りのTikTok、NETFLIX等、WEB動画は日常にあふれていますよね。
WEB動画はメールのように相手の都合を拘束しない“非同期的コミュニケーション”、逆に電話は相手の時間や都合を拘束するので“同期的コミュニケーション”とも呼ぶのだそうです。
そんなWEB動画の特徴は、意外にも効果測定しにくいことなんだとか。WEB動画はネットで観るものだから開かれた世界と思われがちですが、実はその逆。例えば、LINEでやり取りしている内容はLINEでしか保持されず、そのツールだけに閉じられた世界となってしまうのだそうです。そのためWEB動画の情報は外に出づらく、ユーザーのニーズや効果が分かりにくくなってしまいます。なるほど。
閉じられた世界の中でも、ネット上の情報はどんどん増加していく一方。現在YouTubeでは、なんと1時間で600時間分もの動画がアップされているんだそうです! 1日にすると50年分! 色々な著書でも、2020年には情報が溢れて大爆発するだろうと言われています。確かに、ネットで観たい動画を探したり、調べものをしたりするだけでたくさんの検索結果が出てきて、情報を吟味するのも難しい時代ですよね。
情報がどんどん飽和していく中、どうすればWEB動画をうまく活用したマーケティングができるのかも、大屋さんに解説してもらいました。
「動画は想像力が要らない、そして視聴者の時間・聴覚・場所を奪う、不自由なもの。そして生活者の認知獲得プロセスは“止める→感じる→知る→学ぶ”。動画においては“感じる”というところに当てはまります。要するに、不自由な動画で、いかに感じさせるかが重要なんです」と大屋さんは言います。情報が飽和している現在、観てほしいものをただネットにアップするだけでは観てもらえないので、創り手の方から観てほしい情報を届けることが大切とのこと。
では創り手から情報を届けるためにはどうしたら良いのか? 次の2点を教えて頂きました。
①動画制作の前に、まずコミュニケーションのインフラをつくる
オンラインのコミュニケーション(ファンサイト等)は、必ずオフラインのコミュニケーション(オフ会やファンミーティング等)へと移り変わります。そしてまたオフラインからオンラインへ、と繰り返されるそうです。このコミュニケーションの場をたくさん作っておくことで、後々動画を届けたい人へのつながりが生まれます。
WEBの世界ではとにかく“続ける”ことで勝利すると言われているそうなので、コツコツが本当に大切です。
②ウィークタイを増やす
深く付き合いのあるとても仲が良い人たちよりも、ちょっとした知り合いを大事にする方が、つながりは気軽に広がりやすくなります。
そのつながった先に、自分の動画(情報)を届けたい人が居るかもしれません。細く長い付き合いが、WEB動画を準備するにあたってはとても重要になるようです。
人が何かを知りたい、見つけたい、観たい、買いたい、といったときに反射的にスマートフォンやタブレットに向かう、その瞬間を“Micro Moment”とGoogleでは提唱されています。 “Micro Moment”は、以下の4つ。
・Want to know moments(知りたい)
・Want to go moments(行きたい)
・Want to do moments(したい)
・Want to buy moments(買いたい)
これらはWEB動画の制作にも役立ちそう。
大屋さんはこの4つに1つ追加して『Want to talk moments(話したい)』とも考えるそうです。
●WEB動画とは、インターネット回線を介して観られる動画のこと(SNSやYouTube動画、LINEビデオ通話、NETFLIX等)
●視聴者の時間・聴覚・場所を奪うWEB動画では、いかに感じさせるか、体験させられるかを考えて動画を制作すること
●情報の飽和に備え、ただWEB動画を発信するのでなく、届けたい人に届けられるようになること
●自分のコミュニケーションインフラをつくり、“細く長く”の付き合いを大切に
「WEB動画ってなんとなくは分かるけど、いざ聞かれたらきちんと答えられないな…」という感じのまま受講しましたが、その定義からWEB動画を取り巻く環境の変化まで丁寧に解説して頂きました。途中で専門用語が出てきても簡単な言葉で言い換えて説明してもらえたので、とても聞きやすく、より理解も深められたような気がします。
ネット上には情報が飽和していて、どれが正しい情報なのか吟味が必要な場面も多くなっていますが、自分が創り手として発信するときも、受け手として受信するときも、コミュニケーションを大切にして情報を集めたいですね。
テーマや内容の実用性 ★★★★★
分かりやすさ ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★
時間配分 ★★★★★
環境・設備 ★★★★★
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フリマネ編集部 中村 nakamura@y-h-c.com