MONEY
2022.04.22
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フリーランスとして働く場合、クレジットカードを持つことで事業の効率化を図ることが可能です。
しかし、カード会社が実施する審査を通過できなければ、クレジットカードを作ることはできません。
この記事では、フリーランスにおすすめのクレジットカードや、フリーランスがクレジットカードの審査を通過するためのコツについて解説していきます。
コツやポイントを知っておくことで、フリーランスでもスムーズにクレジットカードを発行することができます。
クレジットカードの選び方を交えながら説明していくので、「クレジットカードの種類が多くてよく分からない」「おすすめのクレジットカードは?」といった疑問を抱える方はぜひ参考にしてください。
目次
フリーランスの中には、個人用のクレジットカードを事業で使用している方も多く存在します。
しかし、法人用と個人用では、得られるメリットが異なります。
経費管理・資金管理のしやすさや支払いの簡略化など、法人クレジットカードが持つメリットはさまざまです。
では、法人クレジットカードが持つメリットを詳しく見ていきましょう。
フリーランスが法人クレジットカードを作るメリットに、経費管理のしやすさが挙げられます。
個人用クレジットカードを事業に使う場合、利用明細から経費とプライベートの出費を分類する必要があります。
一方で、法人クレジットカードをフリーランスの事業専用にする場合、カードの利用金額=経費です。
そのため、経費として支払った出費を明確にしやすく、経費管理にかかる時間や手間を省くことができます。
経費の計上漏れや二重計上など、計上ミスなどのトラブルを減らせるという点もポイントです。
また、クレジットカードの利用履歴は、会計システムと連携可能です。
法人クレジットカードを持つことで、確定申告時の対応を簡略化できるというメリットがあります。
フリーランスが法人クレジットカードを作るメリットに、支払いの手間が省けるという点が挙げられます。
クレジットカードを持っていない場合、飲食代、ガソリン代、日用品代、インターネット利用料、電話代などの経費を現金で支払わなければなりません。
一方でクレジットカードを保有している場合は、必要経費をクレジットカード払いとしてまとめることができます。
法人クレジットカードを作ることで、資金繰りに活用できるというメリットがあります。
現金もクレジットカードも持っていない場合、必要なものをすぐに仕入れることはできません。
一方、クレジットカードで支払いを行う場合、利用金額の確定日と実際の支払い日には1か月ほどの差があります。
そのため、手元に資金があるか否かにかかわらず、支払いを済ませることが可能です。
フリーランスとして働く場合、納品と請求に時間のズレが生じることもあります。
しかし、支払いまでに約1ヶ月の猶予が生まれるクレジットカードがあれば、収支のバランスが悪い時でも安心です。
資金管理しやすいことから、金銭的なトラブルや負担を軽減することができます。
ここでは、フリーランスにおすすめのクレジットカード6つについて解説していきます。
各社が出しているクレジットカードには、年会費無料、高いポイント還元率、高額な利用限度額、充実した提携先など、多彩な特徴や特典があります。
クレジットカードを選ぶ上で大切なことは、各クレジットカードの詳細を理解し、自身の事業や状況に合うものを見極めることです。
それでは、6つのクレジットカードの詳細をチェックしていきましょう。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、利用限度額の制限がないクレジットカードです。
利用者ごとに審査が行われる仕組みになっており、年収、資産状況、クレジットヒストリーなどによって利用限度額が異なります。
年収が多ければ多いほど利用限度額も大きくなる傾向にあるため、フリーランスの事業の安定次第で高額な利用限度額を得ることが可能です。
また、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードには、フリーランスでもクレジットカードを発行しやすいというメリットがあります。
個人事業主や経営者を対象としているため、「フリーランスだと無条件に断られる」「他社のクレジットカードの審査に落ちた」といった経験を持つ方でも審査に通りやすいクレジットカードです。
尚、年会費が無料ではないアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードには、その分さまざまな特典が付いています。
航空会社やホテルなどと提携を結んでいることから、出張が多いフリーランスの方におすすめです。
年会費 |
13,200円(税込) |
ポイント還元率 |
1%(100円ごとに1ポイント付与) |
利用限度額 |
上限なし(審査により異なる) |
最短発行 |
1週間 |
申し込み条件 |
・法人代表者や個人事業主であること ・満20歳以上 |
楽天カードは、年会費が永年無料のクレジットカードです。
永年無料とは、長期間にわたって費用がかからないという意味です。
そのため、クレジットカードの維持費を当面支払う必要がなく、経済的負担を最小限に抑えながらフリーランスの仕事を続けることができます。
楽天カードのポイント還元率は、100円ごとに1ポイントが付与される1%です。
チェーンの飲食店、コンビニ、百貨店、ガソリンスタンドなど、幅広い店舗とサービスが楽天ポイントの対象となっているため、ポイントを貯めやすいというメリットがあります。
また、楽天カードは、申し込み条件のハードルの低さもポイントです。
18歳以上であることが条件となっており、アルバイトでも収入として申告することができます。
発行のしやすさが魅力となっていることから、フリーランスにとって審査を通過しやすいクレジットカードです。
尚、年会費が永年無料、ポイント還元率が良い、審査条件が易しいといった好条件の揃う楽天カードですが、利用限度額100万円とやや低めに設定されている点は注意しましょう。
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
1%(100円ごとに1ポイント付与) |
利用限度額 |
最高100万円 |
最短発行 |
約1週間 |
申し込み条件 |
・18歳以上(高校生は不可) |
セゾンコバルト・ビジネス・アメックスは、特典の多い法人クレジットカードです。
クレジットカード利用時の通常ポイント還元率は、0.5%で設定されています。
しかし、セゾンコバルト・ビジネス・アメックスが優待する店舗やサイトを利用することで、4倍にあたる2%という高いポイント還元率を受けることが可能です。
セゾンコバルト・ビジネス・アメックスの優待対象に含まれているのは、アマゾンウェブサービス、ヤフーウェブサービス、さくらインターネットをはじめとするサービスです。
フリーランスの事業と関連の強い店舗・サイトが優待されるため、通常業務を行いながらポイントを効率的に貯めることができます。
豊富な特典が魅力のセゾンコバルト・ビジネス・アメックスですが、年会費が無料という点もポイントです。
クレジットカードの初期費用や維持費用をかけることなく、特典による恩恵を得られる仕組みになっています。
利用限度額も500万円と広めに設定されており、フリーランスにとって使い勝手の良いクレジットカードです。
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
0.5%~2% |
利用限度額 |
500万円 |
最短発行 |
3営業日 |
申し込み条件 |
・安定した収入と社会的信用のある方(学生及び未成年者は不可) |
三井住友カードビジネスオーナーズは、最大ポイント還元率の高いクレジットカードです。
通常のポイント還元率は0.5%と標準ですが、条件を満たすことで1.5%の還元率までアップする仕組みになっています。
還元されたポイントは、フリーランスの事業への支払いに当てることが可能です。
そのため、事業関連の出費を節約できるというメリットがあります。
三井住友カードビジネスオーナーズは、年会費が永年無料という点も魅力です。
更新費用を毎年支払う必要がないことから、「長期的に出費ゼロで持てるクレジットカードがほしい」「不安定なフリーランスだから、できればクレジットカードにお金をかけたくない」という方におすすめです。
また、三井住友カードビジネスオーナーズを持つメリットに、利用限度額の高さが挙げられます。
最大で500万円まで使用できるため、高額出費が続いても安心です。
収支のバランスを取りにくい時期が発生しがちなフリーランスでも、資金繰りの心配をしなくても良いというメリットがあります。
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
0.5~1.5% |
利用限度額 |
500万円 |
最短発行 |
3営業日 |
申し込み条件 |
・法人代表者や個人事業主であること ・満20歳以上 |
freeeVISAカードは、クラウド会計ソフトfreeeと連携して使えるクレジットカードです。
freeeVISAカードを使って支払いを行った際、クラウド会計ソフトfreeeに利用情報が同期される仕組みになっています。
必要経費などにかかった支出を自動で管理できるため、経費管理にかかる時間と手間を省くことが可能です。
フリーランスの中には、専門業務以外の仕事である経費管理を億劫に感じる層も多く存在しています。
しかし、自動同期システムが付いているクレジットカードを使うことで、専門業務に専念すことができます。
尚、freeeVISAカードは、初年度の年会費が無料です。
次年度以降は1,375円(税込)が年会費としてかかるものの、前年度の利用額が50万円以上の場合は年会費の支払いが免除となります。
フリーランスで仕事を請け負う場合、50万円は決してハードルの高い利用額ではありません。
確実に事業関連の出費が50万円を超えるという方は、freeeVISAカードの発行を検討してみてはいかがでしょう?
年会費 |
初年度:無料 次年度以降:1,375円(税込) ただし条件を満たせば次年度以降も年会費無料 |
ポイント還元率 |
0.5%~1.0% |
利用限度額 |
50万円~150万円 |
最短発行 |
約3週間 |
申し込み条件 |
・法人代表者や個人事業主であること ・満20歳以上 |
テックビズゴールドカードは、ITフリーランスを対象としたクレジットカードです。
初年度の年会費は無料となっており、フリーランスの初期費用を抑えたい方に最適です。
ITフリーランス向けのクレジットカードであるテックビズゴールドカードには、IT業務に関連した多彩なサービスが用意されています。
確定申告代行、電子契約サービス、コーワーキングスペースの割引や会員特典を活用できるため、フリーランスの必要経費を節約することに繋がります。
また、テックビズゴールドカードのポイント最大還元率は、比較的高い1.1%です。
貯めたポイントは、支払いで利用する、マイルや商品と交換するといった使い道を選ぶことができます。
高い還元率でポイントを効率良く貯められることから、事業の経済的負担を減らしたい方におすすめです。
尚、テックビズゴールドカードは、利用限度額が最大300万円です。
広めに設定されているため、急な高額出費にも対応しやすいというメリットがあります。
年会費 |
初年度:無料 次年度以降:2,200円(税込) |
ポイント還元率 |
0.5%~1.1% |
利用限度額 |
10万円〜300万円 |
最短発行 |
5営業日 |
申し込み条件 |
・法人代表者や個人事業主であること |
フリーランスがクレジットカードを持つことで、さまざまなメリットを得ることができます。
しかし、フリーランスは会社員よりもクレジットカード審査が通りにくい傾向にあるため、注意が必要です。
ここでは、フリーランスがクレジットカードの審査に不利とされる理由や事例について解説していきます。
これからフリーランスに転身予定の方へのアドバイスも交えているので、ぜひ参考にしてください。
フリーランスの場合、クレジットカードの審査に通りにくい傾向にあります。
収入の変動が大きいフリーランスは、会社員ほどの社会的信用を得ていません。
中には、無職者がフリーランスを装ってクレジットカードの申請をしていることもあります。
そのため、例え貯蓄額が十分にあったとしても、フリーランス=不安定な収入源と見なされることが多くなっているのです。
滞納歴ゼロのクレジットヒストリーを持つ高収入なフリーランスが審査に落ちている一方で、給与の低い新入社員がクレジットカードを作っているというケースも頻繁に見られます。
フリーランスがクレジットカードの審査を通過するには、フリーランスとしての十分な実績と収入を証明することが必須となります。
フリーランスへの転身を検討している方は、事前にクレジットカードを発行しておきましょう。
企業に属する会社員と比較した場合、フリーランスの収入は不安定です。
社会的信用度も低く、クレジットカードの審査に不利な傾向にあります。
フリーランス転身後の必要経費をクレジットカードで支払いたい方は、会社員時代にクレジットカードを作るのがおすすめです。
フリーランスの場合、事業が安定するまでクレジットカードを作れないケースも多々あります。
一方でフリーランスになる前にクレジットカードを発行した場合、フリーランス転身後もクレジットカードでの支払いを続けることが可能です。
資金管理などがしやすいことから、事業の効率化に繋がります。
フリーランスが法人クレジットカードを発行する場合、事業にメリットの多いクレジットカードを選ぶことが大切です。
以下は、法人クレジットカードを作る上で気を付けるべき3つのポイントです。
3つのポイントを押さえることで、事業のコスト節約に繋がる法人クレジットカードを見分けることができます。
では、各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
年会費は、法人クレジットカードを作る上でチェックすべき大切なポイントです。
法人クレジットカードの中には、年会費が無料のものと有料のものがあります。
コストを抑えて法人クレジットカードを発行したいという方は、無料のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
年会費が有料のクレジットカードは、無料のものよりも付帯サービスが手厚い傾向にあります。
さまざまな特典などを受けられることから、コストパフォーマンスが優れているクレジットカードも多い点が特徴です。
しかし、年会費の元を取れないのであれば、有料のクレジットカードを発行する意味がありません。
年会費のコストだけがかさむため、不必要な出費を続けることになってしまいます。
法人クレジットカードを作る際は、年会費のコストと付帯サービスの必要性についてしっかりと検討しましょう。
利用できる特典などが特にない場合、無料のクレジットカードを持つことでコスト削減に繋がります。
法人クレジットカードを発行する際は、ポイント還元率の良いものを選びましょう。
一般的なクレジットカードには、ポイント加算プログラムが付いています。
利用することでポイントが付く仕組みになっており、貯めたポイントは決済時に使用可能です。
フリーランスの必要経費をポイントで支払えることから、事業のコスト削減に繋がります。
ポイント加算プログラムの恩恵を最大限に活かしたい場合は、ポイント還元率の高いクレジットカードを発行するようにしましょう。
法人クレジットカードの中には、還元率の低いものも存在します。
ポイント還元率が高ければ高いほど経費の節約になるため、各クレジットカードを徹底比較することが大切です。
ただし、年会費が有料のクレジットカードの場合は、ポイント還元率とのバランスを事前にチェックしましょう。
ポイント還元で節約できる金額の方が年会費よりも大きいのであれば、事業にかかる経費を節約することができます。
法人クレジットカードを作る際は、利用限度額に注意しましょう。
利用限度額が低いクレジットカードには、フリーランスの仕事が非効率的になるというデメリットがあります。
クレジットカードの利用限度額に達してしまった場合、引き落としが完了するまでそのクレジットカードは使えません。
クレジットカードの引き落としには、通常1~2ヵ月間ほどの時差が生じます。
例として、利用限度額200万円、月末締めで翌月末に引き落としの法人用クレジットカードを所有している場合、1月1日に200万円の買い物をしても、引き落としは2月末です。
法人クレジットカードを使えるのは引き落とし後の3月上旬からになるため、業務に必要な支払いを長期間できない状態に陥ってしまいます。
資金調達など、フリーランス専門業務以外の分野に手間と時間を取られるので注意が必要です。
効率良く業務を進めるためにも、利用限度額の高い法人クレジットカードを選びましょう。
クレジットカードの審査基準を知っておくことで、フリーランスでもクレジットカードを作りやすくなります。
クレジットカードの申請を検討しているフリーランスの方は、以下3つのポイントに注意しましょう。
クレジットカードを作る上で最も大切なことは、フリーランスとしての社会的信用度です。
それでは、各ポイントについて詳しく解説していきます。
クレジットカードの審査基準のひとつに、信用情報機関(CIC)が記録するクレジットヒストリーがあります。
クレジットヒストリーとは、過去のクレジットカードやローンの取引履歴のことです。
契約内容、支払い状況、トラブルの有無など、取引事実に関する記録が5年間残るシステムとなっており、金銭面における信用度の判断材料となります。
クレジットヒストリーに問題がある場合、カード会社の心証が悪くなり、クレジットカードの審査に通りにくくなってしまいます。
過去の借り入れ状況のほか、携帯電話の利用料金の滞納や、年収に釣り合わない住宅ローンの金額などもチェック対象となります。
また、クレジットカードを作る際は、多重申し込みに気を付けましょう。
多重申し込みとは、短期間に複数のクレジットカードに申し込むことです。
多重債務などのトラブルを抱えた利用者と見なされることから、クレジットヒストリーに記録されてしまう恐れがあります。
クレジットカードの審査で確認されやすいポイントに、フリーランスとして働いている期間が挙げられます。
一般的な会社員とは異なり、フリーランスには安定した収入を得られる保証がありません。
そのため、フリーランスとしての実績をカード会社に証明する必要があります。
通常、以下の条件を満たすことでクレジットカードの審査に通りやすくなります。
フリーランスの収入を証明する際は、源泉徴収票、課税証明書、確定申告書などが提出可能です。
一般的に、実績が判断できないフリーランスは、クレジットカードを作りにくい傾向にあります。
ただし、上記の条件を満たしていない=100%クレジットカードの審査に落ちるというわけではありません。
申請するクレジットカードの種類や個人の信頼度などで審査結果が変動するため、あくまで目安として考え、自身の状況と比較してみましょう。
開業届を提出することで、フリーランスでもクレジットカードの審査を通過しやすくなります。
開業届とは、「個人事業の開業・廃業等届出書」という正式名称の書類です。
フリーランスの事業を開始するにあたって、所轄の税務署に開業届を提出する義務が発生します。
開業日から1ヶ月以内に提出する必要があるものの、未提出のフリーランスに対する罰則等はありません。
しかし、開業届の提出には、フリーランスでも社会的信用を得やすくなるというメリットがあります。
事業を行っているという公的な証明になるため、クレジットカードの審査を通過する上で大切な要素です。
尚、開業届の提出を済ませることで、フリーランスとして働く上でさまざまな恩恵を受けられます。
屋号での銀行口座開設、補助金や助成金の申請、許認可の手続きができるほか、特別控除が適用される青色申告の申請も可能です。
社会的信頼を獲得するためにも、開業届を提出するようにしましょう。
クレジットカードを作ることで、事業の経費管理が楽になります。
しかし、収入が不安定なフリーランスの場合、どのクレジットカードでも発行可能というわけではありません。
フリーランスとして起業したばかりの方には、審査を通過しやすいアメックス法人カードや楽天カードがおすすめです。
また、社会的信用を得ることで、フリーランスでもクレジットカードを作成しやすくなります。
スムーズにクレジットカードを作るためにも、審査通過に必要なポイントを把握するようにしましょう。