MONEY
2021.12.24
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会社に属さない自営業や個人事業主、フリーランスの人にとって、万が一のときに自分を守ってくれる保険はとても重要なもの。公的な保険だけでは保障が手薄いため、病気や怪我で働けなくなったとき、仕事上のトラブルが発生したとき、老後仕事を引退したときなど、あらゆるシーンに備えておくことが必要です。
本記事では、自営業や個人事業主、フリーランスの人に向けて、入っておくべき保険の種類や、おすすめの保険について紹介します。会社員の保障と比べてどう違うのかについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは、自営業や個人事業主、フリーランスの人が入らなければいけない必須の公的保険と、それぞれから得られる保障について解説します。会社員と比較してどこが手薄なのかについても解説するので、デメリットを把握しておきましょう。
会社に属さず個人で働く人が必ず加入しなければいけない社会保険には、以下の3つがあります。
加入できる保険や保険料の負担が会社員と比較してどう違うのか、以下の表でチェックしてみましょう。
【会社員の場合】
社会保険名 |
保険料負担 |
医療保険(健康保険組合) |
会社と折半 |
年金(国民年金・厚生年金) |
会社と折半 |
介護保険(40歳〜) |
会社と折半 |
雇用保険 |
本人と会社の双方が負担 |
労災保険 |
会社が負担 |
【個人の場合】
社会保険名 |
保険料負担 |
医療保険(国民健康保険) |
全額自己負担 |
年金(国民年金) |
全額自己負担 |
介護保険(40歳〜) |
全額自己負担 |
雇用保険 |
加入できない |
労災保険 |
加入できない |
上記の表から分かるとおり、個人で働く場合には、会社員に比べて保険料の負担が多くなります。また、労働者が失業した際に生活を守るための雇用保険と、業務中に怪我や病気になった場合に医療費が負担される労災保険には加入できないことも分かります。
次に、会社員と比べて具体的にどんな保障が手薄なのかについて解説します。
自営業の人が加入する国民健康保険には、傷病手当金というものがありません。傷病手当金とは、病気や怪我で働けなくなり、会社を4日以上休んだときに支給される手当金のことを言います。働けなくなった月から数えて12ヵ月以内の平均収入から、約3分の2の額を受け取ることができるので、生活に困窮する心配がほとんどありません。支給が可能な期間は最長1年6ヵ月間と長めに設定されているため、入院が長期化したときにも安心です。
自営業やフリーランスが加入する国民健康保険には、上記の傷病手当金という制度がないので、万が一怪我や病気で働けなくなった場合には、自分の貯蓄や別途加入している民間の保険で生活を支える必要があります。
前項の表で記載したとおり、会社員の場合は年金が2階建て構成です。全国民が加入する国民年金に加え、厚生年金にも加入しています。厚生年金として会社員が数十年間支払い続けた額がそのまま受給額の差になるため、自営業と会社員とでは総額に大きな差が出ます。
仮に、20歳になってから加入する国民年金に40年間、会社員になってから加入する厚生年金に38年間支払いを続けた場合の差額は、以下のとおりです。
【会社員/年収500万円】
毎月受け取れる年金:約138,000円
【自営業/年収関係なし】
毎月受け取れる年金:約65,000円
※国民年金は年収に関係なく一律で支払い額が決まっています。
自営業の場合は、労災保険に加入ができません。労災保険は、通勤の行き帰り、業務中に起こった怪我や病気に対して、医療費を負担してくれるものです。障害を負った場合や、死亡した場合、介護が必要になった場合にも、あらゆる給付を行ってくれます。
労災保険に加入できない自営業の場合は、万が一取引先との打ち合わせへ行く途中に事故にあっても、自分で治療費を支払うしかありません。また、怪我や病気だけでなく、取引先の情報を漏洩させてしまった、備品を壊してしまった場合なども、個人ですべての責任を負う必要があります。
国の産休や育休制度は、いずれも組織に雇用されている労働者に向けた制度です。雇用されている労働者であれば、出産時に月収の3分の2を出産手当金として、育休中には賃金の67%(半年以降は50%)を育児休業給付金として受け取ることができます。
自営業やフリーランスの人は、雇用されている労働者ではないため、育児休業給付金や出産手当金を受け取ることができません。個人で働く多くの人が、出産ギリギリまで働き、出産後も1~2ヵ月たつとすぐに仕事に復帰しているのが現状です。しっかりと育児のために時間を確保したい場合は、自分で貯蓄をしておくか、特約付きの保険でカバーするしかありません。
自営業の場合は、老後にもらえる年金の額が少ないことに前項で触れましたが、遺族年金や障害年金も同様です。遺族年金と障害年金の概要は、以下のとおりです。
いずれも、自営業の場合は国民年金として収めていた分からしか支給されない一方で、会社員の場合は厚生年金として収めていたものからも支給されます。幼い子供がいる自営業の人は特に、遺された家族の生活を支えるには不十分な額しか支給されないため、別途民間の保険で備えておくことが必要です。
公的保険だけでは、個人で働く人にとってリスクが多すぎます。特に家族を持つ人にとっては、最悪のケースも考えた上で備えを講じておかなければいけません。子供がいるか、これから出産の予定があるか、身体的リスクの多い仕事をしているかなど、自分の状況に応じて、万が一のときにも安心できる保障内容の保険に加入しておきましょう。
健康に定年まで働いたとしても、その後の生活費がしっかりと確保できているかどうかも欠かせないポイントです。次項では、自営業の人が入っておくべき保険を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ここからは、自営業や個人事業主、フリーランスの人が入っておくべき保険の種類について解説します。
民間の医療保険は、公的な医療保険ではカバーしきれない部分に備えるものです。例えば、怪我や病気で病院を受診した場合、公的な医療保険によって多くの人が3割の負担で治療を受けることができます。しかし、仮に入院や手術を要した場合には、食事代や差額ベッド代がかかるほか、療養のために仕事をストップし、収入が途絶えてしまうことも。公的保険ではまかなえない経済的負担を、民間の医療保険で備えることが可能です。
民間の医療保険では、通院や入院、手術をしたら1日5,000円〜10,000円、のように給付されるものが多くあります。ほかにも、公的保険が適用されない先進医療を受けることができたり、指定の疾病に罹患した時点で一時金として数百万円が支給されたりと、保障内容はさまざまです。
前項の医療保険では、自宅療養をした場合には給付金が出ません。あわせて所得補償保険や就業不能保険に入っておけば、怪我や病気で働けなくなると、通院や入院、自宅療養を問わず、医師の診断をもとに給付金を受け取ることが可能です。以下でそれぞれの特徴や違いについて解説します。
所得補償保険とは、病気や怪我で働けなくなったときの収入をカバーしてくれる保険のことです。就業中の怪我や病気かどうかは関係なく、就業時以外で起こったものも対象に。短期的に補償をしてくれるものもあれば、長期的に補償をしてくれるものもあり、ニーズに応じて選ぶことができます。主に1~3年程度の契約期間を用意しているものが多いのが特徴です。
受け取ることができる保険金は、契約前12ヵ月の所得の40〜85%程度が一般的で、最長2年程度受け取ることができます。取り扱っている保険会社は、損害保険会社です。
就業不能保険も、目的は所得補償保険と同様です。万が一の怪我や病気に備えるものですが、保険金額の設定方法や保険期間、保険金の受け取り方が異なります。
就業不能保険では、50〜70歳前後のうち5年刻みで満期を選ぶため、所得補償保険とは違い長期的な補償期間を設けているのが特徴です。受け取れる保険金の額は、職業や年収によって約10万円〜50万円で上限が設定されています。販売している保険会社は、生命保険会社です。
自分の状況や保険会社の設定内容に応じて、より手厚く収入がカバーできる方を選ぶことが重要と言えます。
遺された家族の生活を守るための保険として、上記の4種類があります。4つのうち定期保険・終身保険・養老保険は生命保険のベースとなるもので、収入保障保険も広く見ると生命保険の一種です。いずれも被保険者が死亡もしくは重度の障害状態になった際に、多額の保険金を受け取ることができます。
定期保険は、「死亡保険」と呼ばれているもので、保険期間が定められた貯蓄性のない生命保険です。子供が大学を卒業するまで、住宅ローンを完済するまで、のように、自分の希望に応じて保険期間を定めることができます。保障が一生涯続くものではないので、ほかの生命保険に比べて保険料が安い傾向に。
基本的に掛け捨てのものが多いため、解約返戻金はなく、死亡もしくは重度障害になった場合以外でお金を受け取れることはありません。月々の保険料を抑えつつ、万が一のことがあっても家族が生活していくことさえできればいい、という人におすすめです。
終身保険は、保険期間に定めのある定期保険とは違い、保障が一生涯続くタイプの保険です。途中で解約しない限り、満期が来てもその先ずっと保障を受けることができます。加入当初は定期保険よりも保険料が高く設定されることがほとんどですが、徐々に保険料の上がる定期保険よりも、総支払額は低く抑えられるケースが多いのが特徴です。
解約返戻金も出るケースが多く、死亡状態・高度障害状態になっていなくても、解約して老後の生活費にあてたり、孫の養育費にあてたりすることができます。ただし、途中で解約した場合は、解約返戻金が十分にもらえません。満期まで払いきってからでないと損をする割合が大きいので、注意しましょう。
養老保険は、万が一のときに備えながらも、貯蓄としても活用することができる保険です。死亡時や高度障害を負った時点で保険金が出ることはもちろん、満期になったタイミングでも、死亡保険金と同等の満期保険金を受け取ることができます。保険料は高めに設定されていますが、万が一のときへの備えをしつつ、掛け捨てではなく貯蓄にもしたいという人にはぴったりな保険です。
ただし、掛け捨てでないタイプの中では貯蓄性が低めなのが特徴で、返戻率が100%を下回るものが多い点には注意しましょう。なるべく100%に近いもの、100%を少しでも上回るものを探してみてください。
前述した3つの生命保険は、死亡時や高度障害を負った時点で多額の保険金を支給されるものです。一方で収入保障保険は、死亡時や高度障害を負った時点から、毎月保険金を受け取ることができるもの。遺された家族の生活を、毎月サポートするものだと考えてください。定期保険と同じく、掛け捨てタイプである点も特徴です。
受け取ることができる保険金は、保険期間の経過とともに減少していきます。進学等でお金がかかる時期には多めに受け取ることができ、自立する頃には減少していくというシステムです。合理的な仕組みでありつつ保険料も安いので、手軽に入れる保険のひとつと言えるでしょう。
個人年金保険は、国民年金にプラスして入る、老後のための生活費を積み立てるタイプの保険です。定年後には、全国民が加入しなければいけない国民年金に加え、個人年金保険として積み立てたものが受け取れます。公的年金は65歳からしか支給されないため、60歳で定年した際の空白期間に備えることができる点もメリットです。
資産運用という観点から考えると、株式や投資信託よりはリターンが低め。一方で、個人年金保険料控除が受けられるため、自営業や個人事業主、フリーランスの人にとっては嬉しい節税効果が見込めます。一定条件を満たすことで、最高で年間4万円の控除を受けることができ、所得税や住民税の負担が少なく済むのがメリットです。終身保険や定期保険など、ほかの生命保険の控除額とは別で枠が設けられているため、控除額を増やすこともできます。
個人で働く人向けの損害賠償保険とは、取引先の企業やクライアントに対して、情報漏洩や納品物の不具合、著作権侵害などの損害を与えてしまったときに、請求された損害賠償への負担を軽減させるための保険です。
何かトラブルを起こしても会社が守ってくれる会社員とは違い、個人事業主やフリーランスの場合は、全て自分で責任を負わなければいけません。場合によっては、到底払えそうもない数百万円、数千万円にものぼる損害賠償金を支払わなければいけない事態もありえます。
意図していなくても、メールを誤送信してしまった、パソコンがウイルスに感染して情報が漏れてしまったなど、損害賠償請求に至るリスクはあらゆるシーンに潜んでいるのが特徴です。万が一のときに倒産に追い込まれないよう、損害賠償保険で備えておくことが重要と言えます。
労災保険には、特別加入制度というものが用意されています。本来は会社員しか加入ができないものだと先述しましたが、特定の職業に限り特例で加入することが認められており、2021年9月からまた新たに対象の職種が増えました。
土木業や建築業、個人タクシーや個人配送業者などリスクの高い職種に加え、UberEatsの配達員など自転車を使って運送事業を行う人、IT系職種の人が加わっています。IT系職種では、エンジニアやセキュリティ担当に加え、コンサルタントやディレクターも含まれているのが特徴です。
保険料は個人負担で、給付基礎日額に365日を掛けた値の1,000分の3が年間の保険料として設定されます(※IT系職種の場合)。
自営業や個人事業主といっても、中には従業員を雇っている人も少なくありません。従業員を雇っている人が入れる嬉しい制度も、詳細を確認しておきましょう。
小規模企業共済は、経営者自身の退職金を受け取ることができる制度です。掛け金を月1,000円から70,000円までの間で決めて支払いを続け、退職や廃業をした際に受け取ることができるもの。加入途中でも金額の変更ができ、受け取りは一括か分割、もしくは一括と分割を併用することが可能です。満期や満額はないため、働いている間はずっと払い込むことができます。
全額を課税対象所得から控除することができたり、掛け金の範囲内で事業資金の貸付制度を低金利で利用できたりと、メリットも豊富。将来に備えつつ節税ができる上、さまざまな制度を利用することもできるので、入っておいて損はありません。
中小企業退職金共済とは、中小企業が安全かつ確実に、簡単に退職金制度が作れることを目的としたものです。国が用意している制度だからこそ、安心して取り入れることができます。退職金制度を自社内では十分に用意できない、中小企業向けに作られた制度です。
事業者側が毎月掛け金を支払うことで、従業員が退職した際に中小企業退職金共済から直接退職金が支払われます。掛け金はすべて非課税になる上、条件に基づいて掛け金の一部を国が負担してくれるというメリットも。さまざまな割引や福利厚生サービスを受けることもできるので、退職金制度を用意したいと考えている雇用主の人は、取り入れてみることをおすすめします。
ここからは、自営業や個人事業主、フリーランスの人におすすめな保険を紹介します。先述した全種類の保険を網羅しているので、ぜひチェックしてみてください。
まずは、おすすめの所得補償保険から紹介します。
フリーランス協会が運営する、国内初のフリーランス向け所得補償保険です。フリーランス協会に加入している人であれば、誰でも入ることができます。フリーランス協会に加入すると、所得補償保険のほか、後述する賠償責任保険に加入できたり、各種福利厚生サービスを受けられたりと、メリットが豊富です。
所得補償保険では、所得補償だけでなく、障害補償や親の介護サポートなど合計3種類の保険がひとつになっています。期間は1年と短期タイプですが、オプションを付けることで長期に変更することも可能です。せっかくならフリーランスに特化した保険がいい、という人は、ぜひチェックしてみてください。
短期の補償だけでなく、長期の入院や療養が必要になっても、最長2年間補償してくれる保険です。申込時には、医師による診査は不要で、自己申告のみで手軽に加入ができるのも嬉しいポイント。妊娠や出産に備えた特約もあるので、個人で働く女性の強い味方です。
仕事をしている人だけでなく、特約をつけることで家事従事者である専業主婦(主夫)も加入ができます。病気や怪我によって、家事ができなかった期間に給付金を受け取ることができるので、そのお金で家事代行サービスを利用することも可能です。
次に、おすすめの医療保険を紹介します。
ライフスタイルの変化により増えている、七大生活習慣病に対して手厚く保障を用意したオリックス生命の医療保険。がんや心疾患、脳血管疾患の三大疾病に加え、糖尿病や高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全までしっかりカバーすることができます。入院患者の3人に1人が七大生活習慣病に該当するといわれている時代に寄り添った、安心感のある保険です。
七大生活習慣病の中でも入院が長期化しやすい三大疾病は、支払い期間を無制限に設定。さらに、入院の有無に関わらず約1,000種類の手術に対して保障が受けられるのも魅力です。女性向けのLadyタイプでは、女性特有の病気にかかった場合に、「女性入院給付金」が5,000円上乗せされるのも嬉しいですね。
お手頃な保険料が一生涯変わらない、メディケア生命の医療保険。保険料がかなり安価に抑えられるにも関わらず、入院給付金の支払日数は通算1,095日間、日帰り入院でも保障、上皮内がん(※)でも保障対象という充実したサポートが嬉しい保険です。
特約を付けることで、がん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病への保障が無制限にできたり、女性特有の病気に備えることができたりと、カスタマイズ性もばっちり。最低限の保障内容で、とにかく保険料を安くしたいという人にもおすすめの保険です。
※がん細胞が上皮の内側にとどまっているもの。手術で完治する可能性が高い。
次に、おすすめの就業不能保険を紹介します。
病気や怪我で働けなくなった状態から回復まで、もしくは保険の期間満了まで、回数無制限で生活費をサポートしてくれるアクサダイレクトの保険。通常保険金支給の対象外とされがちな、うつ病などの精神疾患によるものも保障してくれるのが魅力です。令和元年度には、傷病手当金を受け取った人の約31%が精神疾患を理由にするものだったため、時代にあわせて精神疾患もカバーできるのは嬉しいポイント。
他の保険と比較すると保険料が安めに設定されており、最低限の保障であれば月々1,000円代から加入ができるケースもあります。
病気や怪我によって働けなくなったときの給付金はもちろん、一時金の支給までセットになった嬉しい保険。14日以上の入院で見舞金一律10万円、所定の精神疾患が支払対象外期間を超えて続いているときの一時金30万円〜150万円、働ける状態に戻ったときの復帰支援金30万円〜150万円が、条件に則って支給されます。長引きやすい精神疾患は、2年に1回、最大で5回まで支払われるので安心です。
保険期間は55歳〜70歳まで4種類選ぶことができるため、自分の仕事や家庭の状況に応じて満期を柔軟に決めることができます。毎月の生活費サポートに加えて、一時金としてまとまったお金がないと厳しいと感じる人は、ぜひチェックしてみてください。
次に、おすすめの定期保険を2つ紹介します。
2021年に価格.com保険アワード生命保険の部で第1位を獲得した定期保険。月々の保険料を数百円単位で始めることができる、掛け捨てタイプのシンプルな保険です。保険金額は500万円から1億円まで、100万円単位で自由に設計することができます。
保険期間も、家族の状況や保険料の負担に合わせて選択することが可能です。保険料を安く抑えたい人は年満了タイプ、加入時のまま満了まで保険料が上がらない方がいい人には歳満了タイプと、メリット・デメリットに応じて選ぶことができます。わかりやすいシンプルな設計の保険がいいという人におすすめです。
病気や事故による死亡に加え、災害でも同額の死亡保険金を支払ってくれるオリックス生命の定期保険。病気によって余命6ヵ月と宣告された場合には、生存中に保険金を受け取ることが可能なのも魅力です。保険金は500万円〜3,000万円まで自由に選択することができ、保険期間も5年刻みで選択することができます。
加入者限定で、糖尿病専門サポートサービスや、介護・認知症サポートサービス、24時間電話健康相談サービスなど、手厚い特典を受けることができるのも嬉しいポイント。保険料も数百円単位から、お得に始めることができます。
次は、おすすめの終身保険です。2種類紹介します。
保険料が上がることなく、死亡保障が一生涯続く終身保険。保険金額は200万円〜5,000万円まで100万円単位で自由に設定することができます。低解約払戻期間経過直後には、110%近くの返戻率を誇ることがあり、終身保険の中では比較的高めの返戻金を受け取れるケースも。万が一のときに備えつつ、貯蓄性も重視したいという人におすすめです。
保険料の払込期間は、終身払いと短期払いから選択することができます。短期払いの場合は、5年刻みもしくは5歳刻みで払込みの期間を選択することが可能です。保険料の払込みが続いている期間の返戻金を安く抑えることで、保険料もお手頃価格を実現しています。
業界最安水準を誇る、楽天生命の終身保険。受け取る保険金は最小100万円から選択できるため、最低限の葬儀費用や身辺整理費用を残したいという人にもおすすめです。解約返戻金を低めに抑えることで、加入時からずっと続くお手頃価格の保険料を実現しています。
また、保険料の支払いで楽天ポイントを貯めることができるので、楽天サービスユーザーにとってはありがたい特典です。貯蓄性を大きく重視せず、保険料を極力抑えつつ一生涯の保障を備えたいという人は、ぜひチェックしてみてください。
次に、おすすめの養老保険を2種紹介します。
保険金額が1,000万円以上の場合に、保険料を高額割引制度に適用してくれる養老保険です。5年ごとに積立配当金がもらえる「5年ごと利差配当付」と、配当金が支給されない「無配当」の2種類から選択することができます。
「5年ごと利差配当付」を選べば、保険会社が運用して積み立てているものの運用益が予定よりも上回った場合に、配当金をもらうことが可能です。
明治安田生命の養老保険は、満期金の一部を据え置くことができるほか、受け取りを一時金または年金形式から選択することができる保険です。経済的に余裕がある場合は、満期金を据え置きすることで返戻率を高めることができるため、ほかの保険商品に比べてお得になる可能性が高まります。
また、満期金を年金形式で受け取ることができるのも、生活費のサポートとして活用しやすい嬉しいポイントです。
次は、おすすめの収入保障保険です。2種類紹介します。
健康体であることや非喫煙者であることを理由に、一定の条件を満たせば保険料が割安になる収入保障保険です。血圧値やBMI値等が基準を満たしていれば、月々の保険料が1,000円近く安くなるケースも。
遺された家族の状況に合わせて、必要な保障額や保険料を自由に設計することができます。また、保険金の受け取り方法も複数種類から選ぶことができ、まとまったお金を一時金として受け取ったり、月額で多めの金額を受け取ったりと、ニーズに合わせて選択が可能です。特約を付ければ、がんや心疾患、脳血管疾患の三大疾病に備えることもできます。
特定の疾病にかかった際に保険料の払込を免除できる対象が、七大疾病までカバーできる保険です。心配な精神疾患もカバーできるプランがあり、あらゆる病気や怪我が心配な人におすすめ。喫煙状態や健康状態によって保険料を安くできるケースも。
払込方式は、期間中ずっと保険料が一定の「平準払込方式」と、5年ごとに5%相当額が減少していく「だんだん減方式」の2つから選択が可能。幅広い疾病に備えたい人におすすめの保険です。
次に、おすすめの個人年金保険を2種紹介します。
みらいのカタチは、5年・10年・15年から受け取り期間が選べる確定年金か、10年保証期間付きの終身年金から選ぶことができる個人年金保険です。特約を付ければ、三大疾病になった場合に保険料の支払いを免除してもらうこともできます。
返戻率が比較的高いことで人気があり、30歳男性が10年の確定年金に加入していた場合だと、約106.2%の返戻率が見込めるケースも。返戻率重視の人におすすめの保険です。
5年・10年・15年から受け取り期間を選べる確定型の年金保険です。30歳男性が32,000円を60歳まで払込んだ場合、返戻率は104.6%と決して低くない成績を誇っています。加入できる年齢が0歳〜80歳と幅広いのがメリットで、長生きしてもしっかりとセカンドライフを楽しむことができるプランが設計可能。
早期解約だと元本割れのリスクが高いですが、受け取り期間さえ見誤らなければ、学資保険としての活用にもおすすめです。
最後に、おすすめの損害賠償保険を2種紹介します。
所得補償保険でも紹介した、フリーランス協会の損害賠償保険。損保ジャパンや東京海上日動など、大手保険会社4社による共同保険です。フリーランスとして仕事を請け負う立場だけでなく、発注する側も補償の対象なのが魅力。補償される金額も最大1億円と、手厚いのが嬉しいポイントです。
相手に身体障害や財物損壊を与えてしまったケース以外にも、情報漏洩や納品物の瑕疵、偶然起こった事故による納期遅延、著作権侵害など、フリーランスに起こりがちなトラブルをしっかりと網羅しています。フリーランス協会に加入している人なら誰でも入ることができ、加入よる特典や福利厚生も豊富。フリーランス専用のものがいいという人には、一押しの保険です。
前項と同様に、フリーランス向けに作られた損害賠償保険。補償されるシーンはフリーランス協会のものと同様ですが、最大の補償金額が5,000万円とやや少なめに設定されています。ただし、フリーナンスに無料で登録をすれば、加入中ずっと補償も無料でセットでついてくるのがメリットです。
フリーナンスに加入すれば、所得補償保険にも60%割引で入れたり、売掛債権を買い取ってもらうことで最短即日でお金の振り込みを受けられたりと、さまざまな特典がついてきます。
個人で働く人に向けて、備えておきたい保険を紹介しました。自営業や個人事業主、フリーランスという働き方がどんどん普及しつつあるものの、まだまだ公的な保障は追いついていない状態です。万が一のときに自分の身を自分で守るために、生活状況や仕事内容に応じて適切な保険で備えておきましょう。