リーマンショック時は一律12,000円が全国民に給付されたものの、貯蓄に回され経済効果がみられませんでした。そして当時は給付の案内だけで3か月もかかってしまったことから、今回はスピード重視で、かつ広く支援をしていきたいとの考えを政府は示しています。
手続き方法は感染リスクを減らすため、郵送申請方式またはオンライン申請方式のいずれかとなっています(2020年5月12日時点)。自分にあった方を選びましょう。
郵送申請方式
市区町村から受給権者(世帯主)宛てに郵送された申請書類を返送する方式。
①住民票がある市区町村から、世帯主宛てに申請書が郵送されてくる
②申請書を記入する(世帯主署名と生年月日、一緒に給付を受ける家族の氏名等、金融機関の口座番号等)
③本人確認書類、振込口座確認書類と合わせて申請書を返送する
本人確認書類=マイナンバーカード or 運転免許証 or 健康保険証等の写し
振込口座確認書類=金融機関名・口座番号・口座名義人が分かる通帳やキャッシュカード or インターネットバンキングの画面の写し
④申請した家族分まとめての給付金が振り込まれる
オンライン申請方式
マイナンバーカードを使って、マイナポータル(政府が運営するWEBサービス)から申請する方法。家族全員がマイナンバーカードを持っていなくても、受給権者(世帯主)がマイナンバーカードを持っていれば大丈夫です。
①マイナンバーカードと、読み取り可能なスマートフォン、またはPC+ICカードリーダを準備する
②マイナンバーカード受け取り時に設定した暗証番号(署名用電子証明書の暗証番号)を確認しておく
③マイナポータルへアクセスする
④住んでいる自治体を選択後、「特別定額給付金」を選択して検索する
⑤氏名等、必要情報を入力する
⑥振込先口座の確認書類をアップロードする
振込口座確認書類=金融機関名・口座番号・口座名義人が分かる通帳やキャッシュカード or インターネットバンキングの画面の写し
⑦電子署名(=暗証番号の入力)をして送信
⑧申請した家族分まとめての給付金が振り込まれる
なおこの給付金は、所得税や個人住民税は非課税とされる予定です。
申請の受付開始日や給付金支給の開始日は各市区町村が決めることになっています。すでに全国679の市区町村では、5月1日よりオンライン申請の受付が開始されました。申請期限は、各自治体が郵送申請方式の受付を開始した日から3か月以内となるので、自分の住んでいる自治体の情報をこまめにチェックしておきましょう。