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フリーランスのライターやデザイナーが加入できる健康保険、『文芸美術国民健康保険』。自治体の運営する国保は高いからと、こちらの健康保険に加入している人、加入を考えている人も居るかと思います。文芸美術国民健康保険の加入条件や保険料、国保と比べた場合どちらが良いのかをまとめました。
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フリーランスのライターやデザイナーが加入できる健康保険、『文芸美術国民健康保険』。自治体の運営する国保は高いからと、こちらの健康保険に加入している人、加入を考えている人も居るかと思います。文芸美術国民健康保険の加入条件や保険料、国保と比べた場合どちらが良いのかをまとめました。
========目次========
健康保険の基礎~国保と社保~
文芸美術国民健康保険とは
まとめ
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日本では「国民皆保険制度」といって、何らかの公的医療保険に必ず加入しなければなりません。
会社員の場合は社会保険(以下、社保)に加入することで健康保険もカバーされますが、企業等に属さないフリーランスは、各自治体の運営する国民健康保険(以下、国保)に加入する場合がほとんどです。
国保は「加入者の所得」と「世帯の国保加入者数」をもとに保険料が算出されますが、保険料率や国保加入世帯が一律で支払う「世帯割」の金額は自治体ごとに定められており、住む場所によって保険料が異なります。
国保と社保における給付の違いについては、次の通りです。
国保と社保、両方に備わっているもの
社保にしかないもの
●出産のため会社を休み、その間に給与の支払いを受けなかったときの出産手当金
“国保は保険料が高いし、手当金も社保に比べると手厚くない”。そう思っているフリーランスの人へおすすめしたいのが、「文芸美術国民健康保険(以下、文美国保)」です。ライティングやデザイン業を仕事にしているフリーランスなら、国保の代わりに文美国保を選択することができます。
加入の条件
組合加盟団体は、日本グラフィックデザイナー協会、日本インテリアデザイナー協会等、2018年12月時点で70近くの団体があります。自分の職業に当てはまる団体がないか確かめてみましょう。文美国保のHPから加盟団体の一覧を確認できます。
【文芸美術国民健康保険】
保険料
国保と比べると給付内容はほとんど同じですが、所得金額によって保険料が異なる国保と違い、文美国保は組合員の所得金額にかかわらず、保険料が一律です。国保に加入した場合の例と、文美国保に加入した場合を比べてみましょう(2019年11月現在)。
今回は日本グラフィックデザイナー協会に加入した場合で例を出しましたが、団体によって入会費・年会費は異なります。
年収が低いと文美国保よりも国保の方が安くなる場合もあるので、フリーランスに転身したばかりの人やパラレルワーカーで年収にばらつきのある人は、注意が必要です。
加入しようとしている組合加盟団体の年会費と毎月の保険料が、住んでいる自治体の国保保険料より上回ってしまっては、支出が増えてしまいます。せっかくある選択肢、自分に合った健康保険を吟味して選びましょう。