MONEY
2023.12.20
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働く時間や場所にとらわれず、自由に仕事ができるフリーランス。フリーランスの働き方に憧れている人は少なくありませんが、フリーランスとして働ける仕事にはどんなものがあるのか、自分にもできる仕事はあるのかなど、わからないことが多い人もいるはずです。
本記事では、フリーランスにはどんな仕事があるのかを解説します。未経験でも挑戦しやすい仕事や、女性でも順応しやすい仕事も紹介しているので、フリーランスとして働くことに興味を持っている人はぜひチェックしてみてください。
目次
まずは、フリーランスの仕事にはどんなものがあるかを紹介します。フリーランスでも働きやすい、仕事が見つかりやすい職種を中心に紹介するので、自分にできそうな仕事はあるかチェックしてみましょう。
フリーランスで働く人が多い職種のひとつに、IT系の仕事が挙げられます。システム開発エンジニアやアプリケーションエンジニア、インフラ系エンジニア、コーダーなどさまざまな職種があります。
IT系の職種は、フリーランスのなかでも特にメジャーな仕事です。業務委託契約で募集されている求人が幅広くあるほか、IT技術の発展により各所で人手不足が続いていることから、現代では多くのIT人材がフリーランスとして活躍しています。
エンジニアの職種にはさまざまなものがあり、アプリ開発やWebサイト構築、ゲーム開発、サーバー設計など多くのシーンで必要とされる人材です。今後IT分野は衰えることがなくどんどん発展していくと考えられることから、今から未経験で目指す人も多い分野と言えます。
未経験からすぐにフリーランスになることは難しいものの、エンジニア向けのスクールなども充実しているため比較的経験やスキルを積みやすい職種でしょう。
Webライターや雑誌記者、編集者などもフリーランスに多い職種のひとつです。高度な専門知識が問われにくいため、未経験からでも目指しやすい職種と言えます。
Webライターや雑誌記者は、記事の執筆を行う職種です。編集者は、やることが仕事内容によって異なりますが、記事の構成を作成したり、ライターの育成やディレクションを行ったり、記事の校正を行って仕上げたりと、記事全体の品質に責任を持つ仕事と言えます。ライターや編集者の仕事では、媒体によっては取材が入ることもあり、遠方へ出張が発生するケースもあります。
案件にもよりますが、簡単な仕事であれば未経験でも応募できる可能性があるのも、ライター系職種の特徴です。未経験からでも素早くフリーランスとしてデビューしやすいため、近年人気を誇っている職種と言えます。
デザイナーやカメラマン、動画編集者などのクリエイティブ系職種も、フリーランスとして活躍する人の多い分野です。専門のツールを使いこなすスキルや、色やデザインに関する専門知識は必要ですが、スクールに通ったり独学したりして身につけることも難しくありません。
とくにデザイナーにはさまざまな職種があり、Webデザイナー・グラフィックデザイナー・UI/UXデザイナーなどが挙げられます。なかでもWebデザイナーは比較的スキルの習得がしやすく、近年女性にも人気の高い職種のひとつです。
クリエイティブ系の仕事は、必要なスキルを身につけただけでは通用しないケースも多いのが難点と言えます。デザインやグラフィック、イラスト、写真などを創造する仕事であるため、スキル以上にセンスが問われます。長く経験を積んだとしても、自分のセンスに共感してくれるクライアントがいなければ成り立たない仕事と言えるでしょう。
WebマーケターやWebディレクター、プロダクトマネージャーなどのマーケター系も、フリーランスとして活動しやすい職種です。マーケターとは、商品やサービスを売るための業務を指します。
マーケターの中でも、フリーランスで活動しやすいのがIT系分野です。IT系のマーケターは、WebサイトやSNSなどを通じてクライアントの商品やサービスをどう世に売り出していくかを考え分析し、施策や戦略を実行に移します。SEOやSNS運用など、特定の媒体に特化したマーケターも多数います。
マーケターは、マーケティングの高度な知識や経験が必要なことから、未経験で挑戦するのは厳しい仕事です。マーケティングに関する知見はもちろん、クライアントと打ち合わせをする頻度が高いため、高度なコミュニケーションスキルも求められます。
基本的には高い実績を持っていないとフリーランスとして仕事は受けられないため、ある程度会社に属して経験を積む必要があるでしょう。
コンサルタントや営業、通訳や秘書などのビジネス系も、フリーランスとして活動できる場合があります。コンサルタントで例を出すと、経営コンサルタントやITコンサルタントなどが挙げられるでしょう。
コンサルタントは企業が成長するためにアドバイスをする仕事であるため、高い専門知識やスキル、実績が問われます。未経験では難しいと理解しておきましょう。通訳や秘書なども、特別な経験が必要です。営業職では、特定の商品やサービスに精通していたり、営業マンとしての高度なノウハウや実績があったりしないと難しいでしょう。
ビジネス系の仕事は、いずれもその分野で一定の経験とスキルがないとできない仕事であるため、未経験で挑戦するのはおすすめしません。
美容系のフリーランスも、近年増えています。美容師やメイクアップアーティスト、ネイリスト、アイリストなど、自宅の一部を使ったりマンションの一室を借りたりして、個人事業主として店舗を構える人も少なくありません。
美容系の仕事は、経験や実績が必要なことはもちろん、職種によっては資格が必要です。例えば美容師や理容師は国家資格である美容師免許や理容師免許が必要であり、メイクアップアーティストも美容師免許を所持していなければ従事できません。アイリストも、以前は資格が不要だったものの現在は美容師免許が必要です。
ネイリストは資格が必須ではないものの、高い技術を持っていることを証明するためにはネイリスト検定やジェルネイル技能検定などに合格しておく必要があります。加えて、美容系のフリーランスとして独立するなら、事前に店舗に属して固定客をつかんでおくことが重要です。
ヨガインストラクターやスポーツトレーナー、占い師、各種カウンセラーなども、フリーランスの人が多い職種として挙げられるでしょう。いずれも、ヨガスタジオやジム、占い店、医療施設などと委託契約を結び、個人事業主として活動している人が多数います。
フリーランスとして契約を結ぶのであれば、いずれの職種も基本的には知識やスキル、経験が必要です。未経験から独学して挑戦できるものもありますが、例えば医療系のカウンセラーなどであれば、専門スキルや資格が必要な場合があります。
接客系の仕事なので、いずれも高いコミュニケーション能力は必須です。集客するためには、営業スキルも必要になるでしょう。
近年目指す人が増加しているインフルエンサー系も、フリーランスや個人事業主が多数います。YouTuberやインスタグラマー、ライブ配信者、ブロガーなどがインフルエンサーに該当します。
いずれもコツコツ地道にコンテンツを作り上げていく忍耐力が必要なほか、いくら頑張っても人気が出なければ収入にはつながりません。多大な人気が出れば収入がかなり高くなることもありますが、そこまでに上り詰められるのはほんの一握りです。
インフルエンサーとして人気を得るには、恵まれた容姿やユーモアセンス、ファッションセンス、特定の分野への非常に高度な知見など、自分が勝負するジャンルにおいて何か特定の抜きん出た要素が必要です。
ある程度人気が出れば、企業から広告案件を獲得したり、自分でオリジナル商品やブランドを作って売り出したりして収益が得られます。未経験からでも挑戦しやすい分野ですが、成功率は低いことを理解しておきましょう。
未経験から独学してフリーランスを目指したいなら、Webライター・Web編集者・動画編集者・Webデザイナー・インフルエンサーなどがおすすめです。確実に収益化を目指したいのであれば、インフルエンサー以外の職種がいいでしょう。
WebライターやWeb編集者にはさまざまなテクニックが必要であるものの、独学で十分学べる範囲が多く、日本語の読み書きが人一倍得意な人であれば挑戦しやすい職種です。また、フリーランス向けの求人の中にも、未経験可能とされている案件が多いのも特徴です。
Webデザイナーは、ライターや編集者に比べるとやや専門的な職種ですが、独学でも学びやすいほか、オンラインスクールなども充実しているため挑戦しやすいと言えます。フリーランスの需要も高い職種なので、収入も安定して得やすいでしょう。
動画編集者も、動画編集ソフトの使い方を習得すれば仕事ができます。クラウドソーシングなどで募集される案件も多いため、収益も安定しやすいでしょう。ただし、動画編集にはセンスも必要であり、依頼側のイメージする動画が作れないと仕事がもらえない点には注意が必要です。
インフルエンサーは、どんな分野で挑戦することも可能なので、未経験でもできます。ただし、先述したとおり人気が出ないと収入は得られないほか、人気者になれるのはほんの一握りの人たちだけであり、ハードルの高い仕事であることは心得ておきましょう。
どんな職種でも性別関係なく挑戦はできますが、女性が出産や育児を経ても続けやすい意味で言えば、隙間時間を使って自宅でも仕事ができるWebライター・Web編集者・動画編集者・Webデザイナー・ハンドメイド作家などがおすすめです。スキルや経験があるなら、IT系のエンジニアや美容系職種も働きやすいでしょう。
Webライターや編集者、動画編集者やWebデザイナーは、単発の案件を受けて隙間時間を使いながら自宅にあるPCで作業ができます。育児の傍らコツコツあいた時間に着手しやすく、女性におすすめです。IT系エンジニアの職種も、スキルがあるなら単発の仕事を受けて隙間時間でできるでしょう。
美容系職種は、資格があって自宅の一部を店舗として使えるような環境であれば、育児や家事と両立しながら行えます。午前中だけ予約を受け付ける、保育園が終わる時間まで予約を受け付ける、融通の効く常連のみ受け付けるなど、調整しながら対応が可能です。
ハンドメイドが得意なら、自宅で作品を作ってネットで売り出すだけなので、女性でも対応しやすいでしょう。
在宅ワークができる職種は豊富にあります。IT系やWeb系の職種は、基本的にどれも自宅で仕事をすることが可能です。ほかにも、イラストレーターやハンドメイド作家なども自宅で作業できます。当面収入がなくてもよいなら、インフルエンサーを目指して自宅でコツコツと動画やSNSなどのコンテンツを作るのもいいでしょう。
接客系や美容系の仕事も、自宅の一部を店舗として使える環境であれば、実質在宅で仕事ができます。しかし、ひとりでパソコンに向かって行う作業を在宅ワークと定義するのであれば、接客系や美容系の仕事は向きません。
フリーランスの人は、主にクラウドソーシングサイトやフリーランスエージェントを使って仕事を探すほか、知人に紹介してもらう方法などもあります。以下でフリーランスの仕事の探し方を解説するので、どうやって仕事を見つければよいかわからない人はチェックしてみてください。
初心者や未経験からはじめた人におすすめなのが、クラウドソーシングサイトの活用です。クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい個人や企業がインターネット上で不特定多数の人に向けて業務を発注する業務形態を指し、そのプラットフォームとなるのがクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスやランサーズなど多数のサービスが登場しており、フリーランスが仕事を見つける場として広く活用されています。低単価の案件が多いデメリットはあるものの、だからこそ未経験からはじめた初心者でも応募できる仕事が多いのが特徴です。
報酬から一定のサービス料は差し引かれますが、未経験からはじめて実績を積む場としては非常に有効な手段です。サービスに会員登録すればすぐに案件を探して応募でき、条件がマッチングすれば仕事が始められる手軽さも魅力なので、初心者の人はぜひ使ってみてください。
最も安心感が高く仕事の開始までスムーズなのが、知人や同僚から仕事を紹介してもらう方法です。知人や同僚の紹介であれば、粗悪な案件を掴みづらいほか、条件の交渉もしやすいメリットがあります。
また、コミュニケーションもスムーズに進みやすいため、相談から仕事の開始までがスピーディに進みやすいのも魅力です。職場関係の知り合いであれば、自分のスキルや経験について理解してもらえていることが多いため、より自分に合った案件の紹介を受けやすいのもメリットといえるでしょう。
フリーランスとして独立したら、まずは知人や同僚にその旨を共有し、仕事がもらえないか情報収集してみましょう。
SNSで宣伝して集客する方法も、近年では活用する人が増えている方法です。SNSの活用は、幅広い職種で有効と言えます。
例えばクリエイティブ系の職種なら、自分の作品をSNSに掲載して見てもらうことで、センスに共感してくれたクライアントから依頼をもらえる可能性があります。美容系の職種なら、顧客から許可をもらった上で施術の写真をのせれば、技術力の高さをアピールすることが可能です。
一見SNSでの広報が難しく見えるビジネス系も、ビジネスに関する豆知識をSNSに投稿しながら集客につなげられます。どんな仕事でも、自分の職種に関連した情報をコツコツ掲載することでフォロワーを集めれば、受注につなげられる場合があるでしょう。
直接企業や顧客に営業をかける方法は、手間がかかるものの一定の職種には有効です。例えば、インターネットをあまり使わない層に何か商品を売りたい場合や、自宅などの設備に施行する仕事の場合には、訪問して営業することで説得力が増すケースがあります。
しかし、フリーランスの場合はひとりで仕事をしなければならないため、足を使って訪問するのは効率的ではありません。訪問販売などが向いている仕事でも、うまくWeb広告やSNSを使って宣伝できる時代です。なるべく手間や時間をかけずに集客できる方法を考えるといいでしょう。
フリーランスエージェントを利用して、仕事を斡旋してもらう方法もあります。フリーランスエージェントとは、仕事を依頼したい企業と受注したいフリーランスの間に入り、マッチングさせて仕事を紹介してくれるサービスです。
基本的に登録は無料で、希望の条件やスキルなどをしっかりヒヤリングした上で自分に合った仕事を複数紹介してもらえるため、なかなか仕事が見つけられない人にとって役立つサービスと言えます。報酬など条件の交渉や、トラブル時の対応など、不安に感じるやり取りも間に入って行ってくれるため、フリーランス初心者におすすめです。
報酬が比較的高い案件や、継続案件も少なくありません。報酬から一定のサービス料は差し引かれますが、その分手厚いサポートが受けられるため活用してみるといいでしょう。
フリーランスとして働く最大のメリットは、働く時間や場所、着手する仕事などすべてが自由なことです。フリーランスは会社のような特定の組織に属さないため、始業時間や勤務地に定めはなく、好きな場所に住んで好きな時間に好きな仕事ができます。
満員電車に乗る必要もなく、高い賃料を払って都心に住む必要もありません。やりたくない仕事を無理に続ける必要もなく、会社で意味のない飲み会に参加したり苦手な人と関係を築き続けたりする必要もないため、日頃会社でストレスを感じている人にとってはメリットが大きいといえます。
どの程度働くかも自分で決められるので、育児をしながら限られた時間だけ働きたい、家族との時間を優先しつつ仕事ばかりにならないようにしたい、平日に休みを取りたいなど、ライフプランに合わせて自由に対応が可能です。
会社員であれば、会社から任された仕事は嫌でも基本的に断れませんが、フリーランスなら断れます。自分がやりたいと思う仕事だけ受注すればよいため、ストレスをためながら嫌な仕事をやる必要はありません。ただし、特に初心者のうちは、自分で選り好みできるほど仕事がもらえない可能性が高く、軌道に乗るまでは一定の我慢も必要です。
フリーランスとして働くデメリットは、収入が安定しないこと、社会的地位が低いこと、社会保障制度が手薄になることなどが挙げられます。
フリーランスには会社員のように固定給がないため、その月にどれだけ仕事を獲得できたかによって収入が大きく変動します。仕事を一切獲得できない月があれば、収入は0円です。
長く依頼が続く案件を獲得できれば安定しやすいものの、いつ契約が終了するかはわかりません。雇用契約で守られている正社員よりも、業務委託契約であるフリーランスは契約を切りやすいため、ある日突然依頼が停止することも容易に想定できます。
フリーランスは収入が不安定なことから社会的地位が低く、各種ローンやクレジットカードなどの審査に通過しづらいのも難点です。例えば住宅ローンを組みたい場合だと、最低でも事業を3年継続していなければ申込みすらできないことがあります。申込みができても、審査で不利に働いてなかなか通過できないことも少なくありません。
フリーランスになると、将来もらえる年金の額が大幅に下がることや、傷病手当金がもらえなくなることなど、受けられる社会保障が手薄になる点も見逃せないデメリットです。会社員のように二階建ての年金制度ではなくなるため、将来の資産を別途自分でしっかり確保しておかなければ、働けない年になったときに生活に困ります。
病気や怪我で働けなくなっても、会社員なら傷病手当金として収入の一定割合を支給してもらえますが、フリーランスは支給してもらえません。出産することになっても、出生時育児休業給付金や出産手当金、育児休業給付金ももらえない上に、国民健康保険料の支払いも免除されません。
フリーランスは自由な一方でさまざまなデメリットがあるため、事前に把握した上でフリーランスになるかどうか決めることが重要です。
フリーランスとして働き、なるべく安定的な収入を得るためには、クライアントと良好な信頼関係を築くことが大切です。クライアントから信頼してもらうためには、自己管理を徹底することが欠かせません。
体調管理を怠らないことや、タスク管理を漏れなく行うこと、スケジュール管理を適切に行うことなど、自分の身の回りのことや受けた仕事に関して徹底的に管理ができないと、信頼につながる仕事はこなせません。
例えば、頻繁に体調を崩していると仕事ができない日が増えるだけでなく、仕事に対するパフォーマンスが低下して品質を担保できなくなります。タスク管理を怠ると、依頼されていた仕事をすっぽかしてしまったり、中途半端な完成度になってしまったりすることにつながりかねません。スケジュール管理が不十分だと、約束した納期を守れずクレームや契約違反につながります。約束した期日までに連絡をするなど、基本的な約束も守れなくなるでしょう。
上記のように、自分で自分のことをしっかり管理できないと、クライアントからの信頼を得られず仕事を安定的に獲得することができません。フリーランスを目指している人は、まず自己管理や社会人として基本的なマナーが徹底できているかどうかを振り返るところからはじめましょう。
本記事では、フリーランスの仕事内容や種類について解説しました。近年フリーランスとして働く人が増えている分、職種の幅も広がっています。未経験でもできる仕事や、育児中の女性でもできる仕事などさまざまな特徴があるので、自分に合った職種を見つけることが大切です。
フリーランスは自由に働けることが魅力ですが、収入が不安定、社会保障が手薄など、さまざまなデメリットも存在します。メリットだけに目を向けて選ぶのではなく、デメリットも把握した上で自分にもできるかどうかを検討することが重要です。