MONEY
2023.08.30
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働き方の多様化や新型コロナウイルスの影響により、フリーランスとして働く人口は増加傾向にあります。
「好きな場所で好きな時間に仕事ができる自由度の高い働き方」といったイメージが定着している一方で、「自分で仕事を探さないといけないから収入が不安定になりやすいのでは?」というマイナス意見も多くなっています。
フリーランスへの転身を検討しているなら、フリーランスの実態について正しく把握しておくことが大切です。
本記事では、フリーランスの基本情報、仕事の始め方、職業別おすすめエージェントについて解説していきます。
職業ごとの平均年収の詳細も併せてご紹介するので、フリーランスの職種を決める際の判断材料に役立ててくださいね。
目次
フリーランスは、近年急速に普及している働き方です。
会社に属することなく個人で仕事をする働き方で、業務委託で自身の技術やスキルを提供します。
メディアなどで目にする機会も多いフリーランスですが、「興味はあるけど個人事業主や自営業と何が違うの?」「どうして人気が高まっているの?」といった疑問を持つ方もたくさんいます。
フリーランスについて正しく知ることは、自身に合う働き方を追求する上で非常に重要です。
以下では、会社員・自営業・個人事業主との違い、日本のフリーランス人口、フリーランスの人気について掘り下げていきます。
フリーランスを多方面から理解し、自身の理想にマッチする働き方かどうかを検討してくださいね。
フリーランスについてより深く知るためにも、会社員・自営業・個人事業主との違いについて見ていきましょう。
企業に属して働く会社員は、解雇されない限りは給与や社会保障などが確保されています。
自身で働くフリーランスよりも安定性が高い反面、働く場所や時間の融通が利きにくい点がデメリットです。
自営業は、企業などに属していない点はフリーランスと同じです。
ただし、案件などを受注して報酬を得るフリーランスと違って、自営業ではビジネスを運営して収入を得る仕組みになっています。
個人事業主は、あくまで税法上の区分です。
フリーランスと個人事業主の働き方は実質同じであり、フリーランスであっても開業届を出せば個人事業主となります。
フリーランスについて調べていくうちに、「日本でフリーランスとして働いている人はどのくらいいるの?」「自分の身近にはいないけど実際にはフリーランスって多いの?少ないの?」といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
日本では、近年フリーランスとして働く人口が増加しています。
大手クラウドソーシングサイト・ランサーズが実施した「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、2021年10月時点でのフリーランス人口は1,577万人に達しています。
当調査が開始されたのは2015年で、当時のフリーランス人口はわずか937万人でした。
実に68.3%の人口率増加となっており、フリーランス人口が増えた背景には新型コロナウイルス感染症の影響も大きいと言われています。
2020年の調査時点では1,062万人とされていたフリーランスですが、約1年後の2021年1月には1,518万人にまで伸びています。
フリーランスは、日本国内で人気が高まっています。
職種を自分で自由に決められるフリーランスは、自身のスキルや経験を最大限に活かせる働き方です。
「興味のない仕事をこの先もずっと続けていくのは嫌だ」「自分の得意分野でお金を稼ぎたい」と考える方が増えていることから、精神的な満足度向上を目指してフリーランスへ転身する層が多くなっています。
また、フリーランスが人気の理由に、ライフワークバランスを重視しやすい点が挙げられます。
仕事量や働く時間を調整できるフリーランスなら、自身の趣味や家族との時間を確保しながら稼ぐことが可能です。
自身が理想とするライフスタイルを叶えやすく、プライベートを充実させやすいというメリットがあります。
さらに、フリーランスの職種によっては、完全在宅ワークで仕事ができます。
子育て・介護中で自宅を離れられない方も合間に働けるため、さまざまな悩みやニーズを抱える方にとって人気の働き方です。
フリーランスの仕事は、誰でも簡単に始められます。
しかし、手順や各プロセスにおけるポイントなどを意識しないまま働き始めると、フリーランスとして全く稼げない可能性も高くなります。
会社勤めと違い、フリーランスでは手続き、業務、営業などを全て自分で行わなければなりません。
フリーランスとして安定した収入を得るためにも、仕事の始め方や稼ぐ上での注意点についてきちんと把握してから活動するようにしましょう。
フリーランスを始めるにあたって、仕事の種類を決める、仕事の受注、スキルアップ、売上・受注先を増やすという4つのプロセスを踏むことが大切です。
段階的にステップアップしていくことで、効率良く着実に収入を増やせます。
ここでは、それぞれのプロセスについて詳しく解説していくので、「フリーランスになりたいけど失敗して後悔したくない」「フリーランスとして稼ぐための正しい流れを知ってから仕事を始めたい」という方はぜひ実践してみましょう。
フリーランスとして働く場合、まずは自身がどのようなジャンルで活動するかを決める必要があります。
一口にフリーランスと言っても、IT系、マーケティング系、クリエイティブ系といったさまざまな種類が存在します。
IT系にはプログラマー、コーダー、エンジニアなどが含まれ、ITスキルや経験を活かしたい方におすすめです。
マーケティング系はwebマーケターやデータサイエンティストなどが該当し、企画、集客、分析などを行うことで企業の業績に貢献します。
顧客の需要や購買欲を意識するという観点から、webライターもマーケティング系に分類されるケースが一般的です。
また、クリエイティブ系には、webデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーター、フォトグラファーなどが含まれています。
仕事の種類を決めるにあたって、自身の経歴や得意分野などを考慮することが大切です。
報酬を得られるだけの知識やスキルがあるか否かを見極め、最適な業種を選びましょう。
フリーランスとして仕事をするにあたって、クライアントを見つけなければなりません。
最もポピュラーな仕事の受注方法に、クラウドソーシングサイトの活用が挙げられます。
クラウドソーシングサイトは、フリーランスとクライアントを結びつけるために運営されているサイトです。
仕事を発注したいクライアントが利用しているため、効率的に案件を見つけられます。
また、自身の作品やスキルなどをブログ・SNSに掲載し、自己アピールを通してクライアントの興味を引く方法もおすすめです。
もし営業活動が苦手な場合は、フリーランス用エージェントの利用も検討してみましょう。
実績のあるエージェントに登録しておくことで、受注件数のアップを目指せます。
尚、クライアントに対して営業する際は、自身の作品をまとめたポートフォリオを作成してくださいね。
ポートフォリオを見ることでクライアント側が客観的に実績やスキルを判断できるので、スムーズな仕事の受注に繋がります。
より多くの仕事を受注するためにも、スキルアップを意識しましょう。
自身のスキルが足りない場合、クライアントの満足度を高めることは非常に困難です。
高い報酬に見合った仕事を受注できず、低単価で仕事を請け負うことになってしまいます。
割安な案件ばかり受注しても売上アップは見込めないので、他のフリーランスよりも優れた技術や知識を見つけることが大切です。
IT系、マーケティング系、クリエイティブ系といった種類によってスキルアップの方法は異なるものの、まずは自身の弱点を見つけましょう。
必要に応じて独学、資格取得、セミナーなどを活用し、苦手分野の克服に努めるのがおすすめです。
また、同時に得意分野を伸ばすことで、他のフリーランスにない自分だけのアピールポイントを磨けます。
クライアントの意向に応えたり、独自の提案を行ったり、仕事の幅を広げることに繋がるため、新規での受注はもちろん、継続案件も獲得しやすくなります。
フリーランスとしての十分なスキルや実績を身につけたら、売上や受注先を増やすことを考えましょう。
売上アップの最も手軽な方法が、受注単価を上げることです。
1件あたりの受注単価を増やすことで、全体的な売上向上を実現できます。
また、受注先を増やすことも、フリーランスとして安定して働く上で欠かせないポイントです。
どんなに高単価で発注するクライアントと良い関係を築いていても、契約が突然終了してしまうケースは多々あります。
長期的に売上が減ってしまうリスクを軽減するためにも、常に新しい受注先を探して安定した売上を維持してくださいね。
尚、効率的に受注先を増やしたい場合は、積極的に実績を作るのがおすすめです。
自身が働く業種内で実施されているコンペや大会などに参加し、ポートフォリオに加えられる実績を増やしましょう。
実績が多い=高いスキルを身につけているという証明になるため、受注先を増やすと同時に売上アップにも繋がります。
同じフリーランスでも、実は選ぶ職種によって年収に開きが見られます。
フリーランスの職種別の年収相場をきちんと把握しておけば、「いくつかの職種で迷っているけどどれが1番稼げるんだろう?」「フリーランスへの転身を検討しているけど収入面に関して不安がある」といった悩みを解決できます。
自身の職種選びに役立てるためにも、各職種のおおよその年収について理解を深めておきましょう。
ここでは、ITエンジニア系、クリエイティブ系、マーケティング系、美容系フリーランスの年収相場について深堀していきます。
職種別おすすめエージェントも複数ご紹介していくので、それぞれを比較検討して自身に合うエージェントを見極めてくださいね。
ITエンジニア系フリーランスの年収相場は、職業別に以下のようになっています。
職業 |
年収相場 |
プログラマー |
300~400万円 |
Webエンジニア |
約500万円 |
インフラエンジニア |
450~1,000万円以上 |
コーダー |
300~350万円 |
コーダー、プログラマー、Webエンジニア、インフラエンジニアの順に年収が高くなっているものの、実績や経験によって幅がある点に注意が必要です。
特にインフラエンジニアは450〜1,000万円以上とフリーランスによって倍以上の年収差が出ているため、ITエンジニア系フリーランスとして活躍したい場合はスキルアップを目指すように意識しましょう。
また、以下はITエンジニア系フリーランスにおすすめのエージェントです。
・レバテックフリーランス
・エンジニアスタイル
・Midworks
案件数、単価、マッチング率の違いはもちろん、報酬保証の有無についても確認し、安心して働けるエージェントを活用してくださいね。
クリエイティブ系フリーランスを目指している方のために、ここではグラフィックデザイナー、Webデザイナー、イラストレーター、動画クリエイターの年収相場に着目してみましょう。
職業 |
年収相場 |
グラフィックデザイナー |
約400万円 |
Webデザイナー |
約350万円 |
イラストレーター |
約350万円 |
動画クリエイター |
約400万円 |
クリエイティブ系フリーランスの年収相場は、350~400万円です。
実績やセンスのほか、受注量なども報酬を左右します。
Webか2Dかによっても仕事のやり方は変わりますが、自身のアイデアをクライアントに分かりやすく伝えるためのコミュニケーション能力を磨くことも大切です。
尚、クリエイティブ系フリーランスにおすすめのエージェントには以下が挙げられます。
・エンジニアスタイル
・Midworks
・ギークスジョブ(geechs job)
・クラウドテック
クリエイティブ系に特化しているエージェントもあり、効率良く仕事を受注できます。
マーケティング系のフリーランスについては、Webマーケター、データサイエンティスト、Webライターの年収相場を解説していきます。
以下は、それぞれの年収相場をまとめた表です。
職業 |
年収相場 |
Webマーケター |
約500万円 |
データサイエンティスト |
約500~550万円 |
Webライター |
約400万円 |
Webマーケターとデータサイエンティストは、知識やスキルの有無によってはさらなる年収アップを見込めます。
専門性の高さと実力を兼ね備え、月単価の高い案件を受注できるように努力しましょう。
一方のWebライターは、未経験者も多いことから400万円前後の年収に到達できない層も一定数存在しています。
もしマーケティング系フリーランスとして働きたい場合は、以下の3つのエージェントがおすすめです。
・Midworks
・ランサーズ
・クラウドテック
フリーランスの体験談などを掲載しているエージェントもあるので、リアルな声から自身との相性を判断してみましょう。
美容系フリーランスには、美容師、エステティシャン、ネイリスト、美容系ライターなどが該当します。
以下は、各職業の年収相場です。
職業 |
年収相場 |
美容師 |
約450万円 |
エステティシャン |
約300~1,000万円 |
ネイリスト |
約250万円 |
美容系ライター |
約400万円 |
フリーランス=年収の開きが大きい働き方ではあるものの、特にエステティシャンは個人差による年収の差が大きな職業です。
独立して仕事が軌道に乗れば年収1,000万円も実現できる一方で、上手く集客できない場合は正社員の年収と同額になりやすい傾向にあります。
また、多くのフリーランスエージェントは、リモートワークを対象としています。
リモートワークではなくオンサイトで働く職業がメインの美容系フリーランスは、エージェントがあまりない点に注意が必要です。
尚、リモートワーク可能な美容系ライターについては、以下のようなエージェントを利用してみましょう。
・エンジニアスタイル
・クラウドテック
・ランサーズ
フリーランスは、企業に属さず個人で仕事を請け負って報酬を得る働き方です。
あくまで働き方を示した呼び名であり、職種にはIT系、マーケティング系、クリエイティブ系、美容系などがあります。
フリーランスとして仕事をするなら、自身の経歴やスキルを最大限に活かせる職種を選びましょう。
職種別の年収相場なども参考にしながら、長期的に安定した報酬を得られる職種を見極めることが大切です。
尚、フリーランス専用のエージェントを活用することで、効率的かつ確実に仕事を受注できます。
特に「営業活動が苦手で上手く案件を獲得できない」「フリーランスに転身したばかりで仕事の探し方が分からない」という方にとってメリットが大きく、仕事を軌道に乗せるチャンスにもなります。
また、スキルアップを目指すことも、フリーランスとして成功する上で非常に重要です。
クライアントとなる企業のニーズなどを汲み取り、即戦力として活躍できるスキルを磨きましょう。