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2022.12.08

損害保険と生命保険の違いがすぐわかる!どちらを選べばいいかも解説

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保険への加入を検討する際に知っておきたい、損害保険と生命保険の違い。自分に必要な備えに応じて保険に加入したいと考えているものの、損害保険や生命保険の違いがわからないほか、各保険によって目的が細かく異なるため、何に加入すればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、損害保険と生命保険の違いをわかりやすく解説します。損害保険と生命保険のなかにはどんな種類の保険があるのかも紹介するので、保険への加入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

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    損害保険と生命保険の違いは何?

    損害保険と生命保険の違いは何?

    まずは、損害保険と生命保険の違いを確認しましょう。それぞれ対象や保険金の受け取り方などが異なるので、しっかりチェックしておいてください。

    生命保険は人に、損害保険はモノに対する保険

    生命保険は人に対する保険で、損害保険はモノに対する保険です。

     

    人の生命に対して保険金が支払われるのが生命保険で、生命保険会社が取り扱います。命に対してだけでなく、病気やケガによる入院や通院に対して保険金が出るものもあります。

     

    一方、損害保険は偶然起きた事故などによって生じた損害に対し、保険金が支払われるものです。損害保険会社が取り扱っています。損害保険には、自動車での事故やトラブルに対応した自動車保険、火事や自然災害に備える火災保険などがあります。

    生命保険の受取は原則1回、損害保険の受取は2回以上の場合も

    両者には、受け取り方にも違いがあります。生命保険は、原則契約者が亡くなったときに1回支払われるのが特徴です。死亡した本人は受け取れないため、遺族などに支払われます。生命保険の内容によっては、亡くなったときだけでなく重度の障害を負ったときなどに支払われることがあるのもポイントです。

     

    損害保険は、基本的に偶然の事故が起きる度に保険金が支払われます。複数回に渡ることもあれば、1回も支払われることがない可能性もあるのが特徴です。例えば自動車保険であれば、自動車で事故を起こす度に保険金が支払われます。各保険によって支払いの限度額などに定めがあることもありますが、原則何らかの事故が起きる度に支払われるのが損害保険です。

    生命保険金はあらかじめ設定、損害保険金はその都度決まる

    生命保険金として支払われる額は、契約時にあらかじめ設定されています。損害保険は、契約時に上限は定まっているものの、起きた事故により発生した損失に応じて保険金の額が決まるのが特徴です。

     

    生命保険金は、残される家族にどのくらいお金が必要かを考えたうえで、金額を決めます。損害保険金の上限は、起こりうる事故に対して最大どのくらい補償があると安心かなどを考え、どの保険を選ぶか決めることが重要です。いずれも、内容が手厚ければ手厚いほど毎月の保険料は増えます。

    生命保険は「保障」、損害保険は「補償」

    受けられる「ホショウ」にも違いがあります。生命保険で受けられるのは、保障です。保障は、何らかの状態が損なわれることのないよう保護することを意味します。つまり、契約者が亡くなることで残された家族の生活が困ることのないよう、保護するために入るものです。

     

    一方の損害保険で受けられるのは、補償です。補償は、受けた損失を補うことを意味します。例えば火災保険は、火事が起きて自宅が被害を受けた場合に、その損失を補うための費用をまかなってくれるものです。自動車保険では、自動車で事故を起こして相手の自動車を壊してしまった際に、費用をカバーしてくれます。

    生命保険は第一分野、損害保険は第二分野

    保険には3つの分類があり、なかでも生命保険は第一分野、損害保険は第二分野に属します。第一分野保険は、主に人の命に関わる損失を保障する保険です。第二分野保険は、モノに関わる損害を補償する保険を指します。

     

    残る第三分野保険は、生命保険会社でも損害保険会社でも取り扱うことができる保険を指し、主に医療保険やがん保険、傷害保険や介護保険などが含まれます。第三分野保険は、安心して生きていくために必要な保障だと考えておきましょう。

    生命保険の主な種類

    生命保険の主な種類

    両者の違いがある程度理解できたら、次は生命保険の主な種類も確認しておきましょう。以下で紹介する生命保険は、生命保険のなかでも主流なものを紹介しています。

    終身保険

    終身保険とは、死亡保障が一生涯続く保険のことです。契約した直後から死亡保障を受けることができるため、突然万が一のことが起こっても家族に経済的負担をかける心配が減ります。

     

    終身保険は、途中で解約すると解約返戻金が受け取れることも。保険の内容などによりますが、場合によっては支払った保険料の合計より高い解約返戻金が支払われる場合もあります。資産運用もあわせて行いたい人に向けて、保険金や解約返戻金が運用結果によって上下する変額終身保険もあります。

    定期保険

    定期保険とは、一定の期間に限り死亡保障を受けられる保険です。保障期間が一定であるため、支払う保険料も安くすみます。例えば子育てや住宅の購入など、たくさんお金がかかる時期にのみ加入するなど、ライフプランにあわせて柔軟に保障内容を決めたい人におすすめです。

     

    一定期間が終了して満期を迎えると、その都度保障内容の見直しができます。時期に応じて保障内容を変えられるため、「子どもが生まれるから保障を手厚くしよう」「子どもが独立したから保障はもう少なめでいい」などタイミングごとのニーズにあわせられるのが魅力です。

     

    ただし、契約を更新する場合はその時点の年齢に応じて保険料が決まるため、更新の度に保険料が割高になる点には注意しましょう。あらかじめ長期的な保障がほしいと考えている場合は、定期保険よりも終身保険がおすすめです。

    養老保険

    養老保険とは、生死を問わず保険金が受け取れるものです。保険の満期までに亡くなった場合は、その時点で保険金が受け取れます。満期の時点でまだ生きている場合でも、満期保険金を受けとれるのが特徴です。保障内容をニーズにあわせて柔軟に決められるのも魅力といえます。

     

    保障と貯蓄の両方が叶う分、毎月の保険料は比較的高めです。また、満期保険金の返戻率は100%未満になることが多い点にも注意しておきましょう。養老保険を選ぶ場合は、返戻率がなるべく高いものを選ぶことが重要です。

    収入保障保険

    収入保障保険とは、契約者が亡くなった場合に残された家族が毎月給料のように一定額を受け取ることができる保険です。残された家族の収入が減ることをカバーするもので、毎月の生活費や住宅ローンの返済などに充てられます。

     

    養育費や住宅ローンの返済など、年齢とともに必要なお金が減ることにあわせて、保険料が割安で設定されているのも魅力です。万が一自分が亡くなった場合に、残された家族に毎月いくら収入があれば生活が保たれるかどうかを考慮し、保険金を決めます。

     

    収入保障保険は商品によって大きな差がないため、基本的には保険料の安さで比較すればいい点も加入がしやすくてうれしいポイントです。

    損害保険の主な種類

    損害保険の主な種類

    次に、損害保険の主な種類も確認しておきましょう。以下で主流な損害保険をいくつか紹介します。

    車の損害保険

    車に関する損害保険には、法律によって加入が必須と定められている自賠責保険や、自賠責保険ではまかなえない範囲のものをカバーする任意保険があります。

     

    自賠責保険とは、事故を起こした際に相手にケガや障害を負わせてしまった場合、死亡させてしまった場合に補償を受けるものです。自賠責保険に加入していないと、事故を起こしても相手の損害をカバーできない可能性が高くさまざまな社会問題を引き起こしかねないことから、法律によって必ず加入するよう定められています。

     

    自賠責保険に加入しないまま自動車や原付バイクで公道を走行すると、罰金や懲役が科せられるため注意してください。

     

    任意保険は、自賠責保険では補いきれない損害をカバーしてくれます。自賠責保険では、事故によって相手の所有物を壊してしまった場合や、自分自身がケガや障害を負ってしまった場合、自分の車が壊れた場合などは、補償を受けることができません。

     

    また、自賠責保険が適用される場合でも、自賠責保険の上限を超えた部分を任意保険でカバーできます。日常的に車の運転を行う人は、任意保険に加入しておくことが重要です。

    家の損害保険

    住宅に関する損害保険には、主に火災保険や地震保険があります。補償の対象にする建物そのものや、建物のなかにある家具や家電などに対して起きた損害をカバーすることが可能です。

     

    火災保険では、火災によって受けた損害を補償することはもちろん、風災や水災などによる損害も補償してくれます。

     

    火災保険への加入は法律で義務づけられているわけではありませんが、賃貸契約を結んで部屋を借りる場合や、マンションなど共同住宅を購入する場合には、火災保険への加入が必須条件として定められているのが一般的です。

     

    万が一火災が発生した場合でも、賃貸契約だと火災で受けた被害を元通りに修繕して返す必要があり、購入した住宅だと火災で家に住めなくなっても住宅ローンは返済しなければいけません。いずれのケースでも、保険でカバーできなければ自己資金で対処しなければならず、ほとんどの人が経済的に対応できない事態に陥ると考えられます。

     

    本人が火災による損失をカバーできないと、賃貸契約であれば貸主が、購入住宅であれば住宅ローンを貸し付けた銀行が損失を被ることになるため、火災保険への加入が契約で義務付けられています。

     

    地震保険は、地震により起きた損害のほか、噴火や津波などによって受けた損害をカバーする保険です。地震保険は単体で加入することができないため、火災保険に付帯させる必要があります。

     

    地震による損害は大きくなりがちなので、政府と損害保険会社が共同で運営しているのが特徴です。公共性が高いことから、保険会社による補償内容や保険料の違いはありません。

     

    日本は地震発生率が高いため、地震保険によって備えておく必要性が高いと考えられます。また、仮に地震が起きて火災が発生した場合は、火災保険では補償を受けることができません。それらの事情も考慮したうえで、加入を検討することが重要です。

    身体の損害保険

    身体に関する何らかの損失をカバーする保険には、主に障害保険が挙げられます。傷害保険では、ケガをして入院や手術、通院の必要が出た場合に補償を受けることが可能です。傷害保険は第三分野の保険として整理されるのが基本ですが、損害保険会社がメインに取り扱っていることから、損害保険として紹介されることが多い傾向にあります。

     

    傷害保険で補償されるのは、偶然起きたことや突然起こったことによるケガです。病気の治療や入院、手術には保険が適用できないため注意しましょう。また、あくまでも偶発的、突発的なものへの補償に限るため、段階的に起こる疲労骨折などのケガにも保険は適用されません。

     

    傷害保険には、旅行中に起きたケガの治療費や盗難にあった物品の費用を補償する旅行傷害保険もあります。旅行傷害保険は国内と海外でわかれているため、行き先に応じて加入する必要があります。とくに海外旅行で万が一病院に行く事態に発展すると、想定外の高額な費用が発生するため、必ず加入しておくべき保険といえます。

     

    ほかにも、自転車を運転中に負ったケガや受けた損害を補償する自転車保険、交通事故によって負ったケガを補償する交通事故傷害保険などもあります。

    その他の損害保険

    損害保険には、ほかにもさまざまなものがあります。日常生活で負ったさまざまな損害を幅広くカバーする個人賠償責任保険や、働けなくなったときの備えになる所得補償保険、ペットの治療費をカバーするペット保険など、種類が豊富にあるのが特徴です。

     

    それぞれ目的に応じて補償内容が定められているので、自分の生活に必要なものに加入することが重要といえます。損害保険の種類はかなり幅広く、ゴルフなど趣味で発生しうる損害をカバーできるものもあるので、日常生活で不安に感じていることに対する保険があるかどうか調べてみるようにしましょう。

     

     

    損害保険か生命保険はどっちを選ぶべき?

    損害保険か生命保険はどっちを選ぶべき?

    損害保険と生命保険はそもそも目的が異なるため、自分にとってどんな備えが必要なのかによって加入するものを選びましょう。損害保険では主にモノに対する補償を受けることができ、生命保険は人の命に対して保障が受けられるものです。

     

    自分が亡くなった場合や重度の障害を負った場合に、残された家族の生活が苦しくならないよう備えたいなら生命保険へ加入しましょう。日常生活で起こりうる事故や災害による損害に備えたいなら、損害保険への加入が適しています。

     

    まずは自分に必要な備えが何かをしっかりと考え、内容に応じてぴったりあった保険を見つけることが重要です。

    損害保険と生命保険の違いまとめ

    損害保険と生命保険の違いまとめ

    本記事では、損害保険と生命保険の違いについて解説しました。損害保険は主にモノに対して補償してくれる第二分野の保険、生命保険は人の命に対して保障が適用される第一分野の保険です。

     

    いずれもさまざまな種類の保険が用意されているため、内容や受け取れる保険金の額、必要な時期などを比較してベストなものを見つけることが重要といえます。なかでも損害保険の種類は非常に多岐に渡るため、うまく取捨選択をして必要なものを選んでみてください。

     

     

     

     

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