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2022.08.31

フリーランスのイラストレーターになる手順と準備すべき事を解説

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フリーランスのイラストレーターとして働く場合、個人で仕事を請け負う必要があります。
会社員とは収入面、社会的信用、仕事量に関する違いが見られることから、フリーランスへの転身に不安や疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、フリーランスイラストレーターになる2つの手順、会社員とフリーランスの違い、フリーランス業を始める前に準備しておくべきこと、仕事を獲得する方法、収入を増やすための戦略について解説していきます。
フリーランスイラストレーターへの転身を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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     フリーランスイラストレーターになる手順

     フリーランスイラストレーターになる手順

    フリーランスのイラストレーターに対して、「興味があるけどどうやってフリーランスとして働くんだろう?」「経験不足でもフリーランスを始められるの?」といった疑問を持つ方が多いと思います。
    フリーランスとしてイラストレーター業務を始める場合、主に2つの方法があります。
    自分自身の経歴、スキル、状況によってどちらの手順を踏むのが最適か変わるため、各手順の特徴やポイントをしっかりと理解することが大切です。

     

    今の会社を辞めてフリーランスになる

    既にイラスト業界の会社で働いている方は、独立することでフリーランスとしてのキャリアを始められます。
    イラストレーターとして会社勤めを経験している場合、イラスト作成に関する知識やスキルがあるほか、クライアントに対する提案・企画業務も経験しているという特徴があります。
    全業務を一人でこなすだけのノウハウがあるので、会社を退職してフリーランスイラストレーターになるという方法を選べます。
    ただし、イラストレーターとしての実力が伴っていない場合は、フリーランスの仕事が軌道に乗りにくいなどのリスクがある点に注意が必要です。

     

    イラスト業務のある会社に就職して独立する

    イラストレーターとしてのスキルや実力が足りない場合は、イラスト関連会社へ就職してからフリーランスに転身するのがおすすめです。
    イラスト業務を取り扱っている会社に入ることで、イラストレーターに必要なスキルを身につけることができます。
    実績を積めることから、段階的かつ確実なスキルアップが見込める方法です。
    「イラスト系の学校を卒業したけど実践的なスキルが足りない気がする」「全然違う職種で働いているけどフリーランスイラストレーターに興味がある」という方は、イラスト業務がある会社への就職から検討してみましょう。

    会社員とフリーランスイラストレーターの違い

    会社員とフリーランスイラストレーターの違い

    同じイラストレーターという仕事でも、企業に所属して働く会社員と個人で働くフリーランスではさまざまな違いが見られます。
    ここでは、年収相場、社会的な信用、こなせる仕事量の3点における会社員とフリーランスイラストレーターの違いを解説していきます。
    「どちらの働き方がより自分に合っているんだろう?」「フリーランスとして独立するとどんな変化が見られるのか具体的に知りたい」という方は、双方の特徴について詳しくチェックしましょう。

     

    イラストレーターの年収相場

    会社員とフリーランスでは、イラストレーターとして働く場合の年収相場が異なります。
    イラストレーター全体の年収相場は、平均356万円です。
    会社員にのみ焦点を合わせた場合、350~350万円程度が平均年収とされています。
    一方、フリーランスのイラストレーターでは、個人によって収入にバラつきが見られます。
    フリーランスイラストレーターの32%が年収200万円を切っており、26.9%が年収200万円~400万円、21.5%が年収400万円~600万円です。
    そのため、売れっ子イラストレーターになれるか否かで、フリーランスイラストレーターの収入は大きく左右されます。

     

     社会的な信用

    会社員とフリーランスのイラストレーターでは、社会的信用度に差があることを覚えておきましょう。
    企業に属する会社員イラストレーターには、安定した収入が保証されています。
    経済的に困窮する可能性が低いと判断されるため、社会的信用度が高いという特徴があります。
    一方でフリーランスイラストレーターの場合は、毎月決まった収入が入るわけではありません。
    急に無収入になる可能性もあり、社会的な信用度は低くなっています。
    ローンの申し込みやクレジットカードの作成などを断られるケースもあるので、フリーランスへ転身する際は注意が必要です。

     

    こなせる仕事の量

    会社員とフリーランスのイラストレーターの違いに、こなせる仕事量が挙げられます。
    会社員の場合、労働基準法で定められた時間枠の中で作業を行います。
    そのため、労働時間の中でこなせる分=会社員イラストレーターの仕事量です。
    一方、フリーランスとしてイラストレーターの仕事を担う場合は、労働基準法が適用されません。
    無制限に働ける労働環境になっており、会社員よりも仕事量が多くなる傾向にあります。
    ただし、人気がない場合は仕事も少なくなってしまうので、フリーランスイラストレーターが必ずしも仕事量が多いわけではない点に注意が必要です。

    フリーランスになる前に準備すべきこと

    フリーランスになる前に準備すべきこと

    フリーランスイラストレーターは、個人で全てのプロセスをこなす必要があります。
    営業、受注、イラスト作成、納品、アフターケアなどのさまざまな業務を一人で担うことから、フリーランス転身前にある程度の準備を進めておくことが大切です。
    開業後に慌てなくて済むように、あらかじめ仕事で必要なものをイメージトレーニングしておきましょう。
    ここでは、フリーランスイラストレーターが独立前に準備すべき4つのことについて解説していきます。

     

    イラストスキルを磨いておく

    フリーランスの仕事を始める前に、イラストスキルをアップさせておきましょう。
    イラスト作成に関する高いスキルは、フリーランスイラストレーターとして成功するための必要条件です。
    クオリティの低いイラストを提供しても、固定客の獲得には繋がりません。
    クライアントに不満を感じさせる恐れもあるため、トラブルに発展するリスクがあることも覚えておきましょう。
    イラストスキルを磨く際は、自分の得意分野を確立させることがポイントです。
    また、トレンドや需要を満たすイラストについても把握し、対応できるように準備しておくのがおすすめです。

     

    人脈を増やしておく

    フリーランスやイラストレーター関連の人脈を増やしておくことで、フリーランス業を始めた際にスムーズに顧客を増やすことができます。
    知り合いゼロの状態でフリーランスを始めた場合、仕事を軌道に乗せることは非常に困難です。
    周囲から認知されていない可能性が高く、仕事を回してもらうなどの機会も生まれません。
    人脈づくりが新規顧客や固定客の獲得に繋がるということを理解し、事前に多くの人々と交流するように心掛けましょう。
    また、自分自身を成長させるためにも、刺激を受け合えるフリーランス仲間を作っておくのがおすすめです。

     

    ポートフォリオを用意しておく

    フリーランスの仕事をスムーズに進める上で、ポートフォリオの作成はとても大切です。
    ポートフォリオは、自分のイラストなどを載せた作品集のことです。
    実際の作品を見せることで、自分のセンス、スキル、レベルなどを一目で相手に判断してもらうことができます。
    また、クライアントの求めるデザインにマッチしているかもチェックできるため、無駄なく円滑に受注まで漕ぎつけられる点もポイントです。
    ポートフォリオを作る際は、レイアウトや掲載する作品の順番にも気を遣いましょう。
    受賞作品などがある場合は、一番目立つ箇所に載せるのがおすすめです。

     

    名刺を作成しておく

    フリーランスのイラストレーターとして働き出す前に、名刺を作成するようにしましょう。
    全業務を一人で担うフリーランスの場合、クライアントへの営業も業務内容に含まれます。
    そのため、フリーランスの業務初日から名刺を配れるように、あらかじめ準備しておくことが大切です。
    名刺は、フリーランス業の今後を左右する大きな要因のひとつです。
    名刺がないことで「このイラストレーターはヤル気がないのか?」と思われてしまうケースもあり、相手に悪い第一印象を与えかねません。
    クライアントからの信頼を失わないためにも、名刺作成は優先的に行いましょう。

    フリーランスイラストレーターが仕事を獲得する方法

    フリーランスイラストレーターが仕事を獲得する方法

    フリーランスのイラストレーターには、企業に属することなく仕事を担うという特徴があります。
    そのため、フリーランスイラストレーターへの転身後は、自分自身で仕事を獲得しなければなりません。
    仕事数が収入に直結するということを念頭に置き、より多くの仕事をゲットするノウハウを身につけることが大切です。
    ここでは、フリーランスのイラストレーターが仕事を得るために実践すべき6つの方法について詳しくお話ししていきます。

     

    クラウドソーシングサイトに登録する

    フリーランスがイラスト業務を獲得する際、最も手軽な方法のひとつがクラウドソーシングサイトの活用です。
    クラウドソーシングサイトとは、オンライン上で業務を受注・発注できるシステム及びウェブサイトのことです。
    業務のリモート化に伴い、多数の企業や個人がクラウドソーシングサイトを利用しています。
    仕事の供給量がある程度安定しているのはもちろん、継続依頼に繋がるクライアントを見つけやすい点もポイントです。
    また、無料で登録と業務受注ができるクラウドソーシングサイトが大多数なので、気軽に始められるというメリットもあります。

     

    エージェントサイトに登録する

    エージェントサイトを活用することで、高単価の仕事を獲得することに繋がります。
    エージェントサイトとは、仕事を発注したい側と受注したい側のかけ橋の役割を担う会社のことです。
    大きな企業や組織からの発注業務を請け負っていることも多く、単価が高額な仕事を豊富に取り扱っているという特徴が見られます。
    エージェントサイトを利用する場合、交渉や契約に関わる業務を全面的にサポートしてもらえる点もポイントです。
    クライアントとコミュニケーションを取るのが苦手な方でも、スムーズに受注までのプロセスを進めることができます。

     

    コンテストに応募する

    イラスト関連のコンテストで賞を取った場合、仕事の獲得数を大きく増やすことに繋がります。
    数多く存在するイラストレーターの中で、他との差別化ができるアピールポイントを持つことはとても重要です。
    一目見てスキルやレベルが判別できるような実績を持つイラストレーターは、より多くのクライアントから仕事がもらえるということを覚えておきましょう。
    コンテストの受賞は、フリーランスとして働く上で非常に効果的なアピールになります。
    特に目立つ経歴を持っていないという方は、イラスト関連のコンテストへの応募を視野に入れてみるのがおすすめです。

     

    イベントや交流会に参加する

    他のフリーランスと交流することは、将来的な仕事の獲得に直結します。
    フリーランスとして働く場合、仲間の存在は不可欠です。
    情報交換ができるのはもちろん、仲間から仕事を紹介してもらえるチャンスを作ることもできます。
    誰とも交流しないまま仕事をする場合、自分ひとりで新規顧客を開拓していかなければなりません。
    フリーランスイラストレーターとして仕事を獲得し続けたい方は、イベントや交流会への参加を検討しましょう。
    同業種・他業種を問わずに信頼できるフリーランス仲間を作ることで、長期的に安定して仕事を回してもらえます。

     

    人脈を活かして紹介を受ける

    フリーランスイラストレーターが仕事を獲得する方法に、人脈の活用が挙げられます。
    信頼関係のあるクライアントやフリーランス・イラストレーター仲間を数多く持つことで、新規顧客を紹介してもらえる確率が大きく跳ね上がります。
    仕事を発注する顧客側も、全く知らないイラストレーターよりも誰かからの紹介の方が安心だと考えがちです。
    そのため、顧客が希望する条件に自分が当てはまった場合、積極的に声をかけてもらえる可能性がアップします。
    より多くの仕事を得るためにも、常に周囲との繋がりを大切にしながら業務に取り組みましょう。

     

    SNSやブログ、YouTubeで発信する

    売れっ子のフリーランスイラストレーターになる上で、自分をより多くの人に知ってもらうことは非常に大切です。
    どんなにスキルやセンスのあるイラストレーターでも、人の目に触れなければ仕事を獲得することには繋がりません。
    フリーランスイラストレーターとして成功するためにも、世間に自分自身と作品をしっかり宣伝してください。
    インターネットは、IT化が普及した現代社会において最も有効な情報収集ツールです。
    SNS、ブログ、YouTubeなどを活用した自己発信を行い、ネットユーザーを対象としたセルフブランディングを徹底しましょう。

     フリーランスイラストレーターが収入を上げる戦略

    フリーランスイラストレーターが収入を上げる戦略

    フリーランスのイラストレーターに転身する場合、収入アップのノウハウについても知っておく必要があります。
    せっかくフリーランスで仕事を始めても、十分な売り上げを得られなければ意味がありません。
    経営不振に陥る可能性もあるので、常に収入を増やす方法を意識しながら働くことが大切です。
    ここでは、フリーランスイラストレーターの仕事を長く続けていきたい方のために、収益を上げる3つの戦略について詳しく紹介していきます。

     

    自身のコンテンツを販売する

    作成したイラストのコンテンツを売ることで、フリーランス業の収入増加を見込めます。
    自分のイラストを素材化やグッズ化し、専用のオンラインサイトで販売してみましょう。
    素材やグッズを販売することで売上金が手に入るため、着実かつ効率的に収入をアップさせることができます。
    客層や顧客のニーズは、販売するコンテンツによって異なります。
    素材の購入は企業やデザイン関係者が多い、グッズは若い世代の一般人に人気など、コンテンツごとの客層をしっかりとマーケティングし、各コンテンツに見合ったイラストを提供するのが成功の秘訣です。

     

    クライアントの潜在ニーズを満たす

    高収入のフリーランスイラストレーターを目指したい方は、クライアントが抱えるニーズを理解するよう心掛けましょう。
    フリーランスイラストレーターの仕事は、依頼されたイラストの作成と提供だけではありません。
    クライアントへの提案や企画なども業務に含まれており、いかにクライアントの潜在ニーズを聞き出すかが重要となります。
    フリーランスイラストレーターは、時にクライアントにとって不要なものを省くことも求められます。
    潜在ニーズを満たすことで継続案件の獲得に繋がるため、クライアントへのヒアリングやプランニングにも力を入れましょう。

     

    クライアントの売り上げに貢献する

    クライアントの売り上げアップに繋がるイラストを提供することで、自分自身の収入を増やすことができます。
    収益を重要視しているのは、クライアント側も同じです。
    そのため、売り上げ貢献度が高いフリーランスのイラストレーターは、クライアントから重宝される傾向にあります。
    継続依頼、単価アップ、更に大きな案件をもらえるなどの好待遇で仕事を請け負える可能性もあるので、常にクライアントが抱える顧客のニーズを意識しましょう。
    クライアントが提供するサービスや商品を理解し、思わず顧客が購入したくなるようなイラストを作成してください。

    フリーランスイラストレーターのまとめ

    フリーランスイラストレーターのまとめ

    フリーランスのイラストレーターは、個人でイラストの関連業務を全て担う働き方です。
    会社員のイラストレーターとは異なる点も多く、フリーランスには向き不向きが大きいという特徴が見られます。
    フリーランスイラストレーターへの転身を考えている方は、フリーランスのイラストレーターになる手順、会社員とフリーランスの違い、フリーランスを始める前に準備すべきこと、仕事を獲得する方法、収入を増やすための戦略などに関する理解を深め、自分自身がフリーランスイラストレーターに適しているかどうかの判断材料に役立ててください。

     

     

     

     

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