MONEY
2022.07.12
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会社や組織に所属せず個人で仕事を請け負うフリーランスは、さまざまな業界で定着しつつあります。
営業職もそのひとつであり、企業やクライアントの営業業務を担う営業代行フリーランスへの転身を考える層も多くなっています。
しかし、営業代行フリーランスに対して「名称はよく聞くけど具体的にはどんなことをする仕事なの?」「報酬はどのくらいもらえるんだろう?」といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
一口に営業代行フリーランスと言っても、仕事内容、報酬形態、報酬の相場などは請け負う案件によって異なります。
きちんと把握しないまま仕事をスタートさせた場合、条件の悪い案件を請け負ってしまう、実働時間に対して報酬が低いといった状況に陥る可能性も考えられます。
効率的に安定した収入を目指したい方は、営業代行フリーランスの働き方や収入面での知識を増やすことが大切です。
この記事では、フリーランス営業代行の概要、主な仕事内容、報酬形態、業務内容別の報酬相場について解説していきます。
営業代行フリーランスの需要が高い業界や仕事を請け負う上で注意点も併せて紹介していくので、営業代行フリーランスへの転身を検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
働き方の多様化に伴い、ワークライフバランスを取りやすいフリーランスが普及しています。
エンジニア、カメラマン、デザイナー、ライターをはじめとする幅広い職種で広まっているフリーランスですが、営業代行を行うフリーランスも多くなっています。
その背景にあるのが、企業側が抱える営業スタッフの人員不足問題です。
営業業務を行えるスタッフの確保が難しいことから、外部委託できる営業代行のフリーランスのニーズが高まっています。
また、必要な時だけ契約を結べる、営業スキルが高いフリーランスに依頼できる、人件費のコスト削減に繋がる、必要な業務だけピンポイントで依頼できるといった利点も、企業が営業代行のフリーランスを使う主な理由です。
企業が雇用していないフリーランスには、外部委託契約を結ぶ企業やクライアントに合わせてフレキシブルな働き方ができるというメリットがあります。
ここでは、営業代行フリーランスの主な仕事内容、概要、仕事の特徴、フリーランスと法人営業代行の違い、営業代行フリーランスの需要が高い業界について解説していきます。
営業代行フリーランスに関する理解を深め、自分自身に合う働き方か否かを見極めてください。
営業代行フリーランスは、営業業務を代行する仕事です。
企業間取引を意味するB to Bであることが一般的で、仕事内容は案件によってさまざまです。
最もポピュラーな仕事が、製品やサービスをリードに紹介することです。
リードとは、将来的に製品やサービスを購入する可能性がある見込み顧客のことを指します。
電話、メール、ウェブ会議システムなどを活用するパターンが多く、興味を示した場合は商談のセッティングまで行います。
製品やサービスの基本情報やおすすめポイントをしっかりと熟知する必要があるほか、高いプレゼン力が問われる点もポイントです。
また、一部の案件では、成約までのプロセスを担当するケースも存在します。
その場合は、商談や契約書の確認、締結業務までが仕事内容に含まれます。
さらに、既存顧客へのアフターケアも大切な営業業務のひとつです。
製品やサービスに関する聞き取り調査を通して既存顧客との信頼関係を強めることから、将来的な販売機会を生み出すことにも繋がります。
そのほかにも、案件によっては営業企画の業務に携わる場合もあります。
営業代行フリーランスに転身したい方は、仕事内容や業務範囲が案件ごとに大きく異なる点に注意しましょう。
営業代行フリーランスとは、特定の企業や組織に属さず営業職に従事する働き方のことです。
営業業務の外部委託を希望する企業と営業代行フリーランスが契約を結び、企業の営業活動を代行する仕組みになっています。
営業代行フリーランスが仕事を請け負う方法は、大きく2つに分けられます。
まず、個人が独自のルートで企業となるクライアントを見つけ出して契約を結ぶ方法です。
SNS、ブログ、ホームページなどを使った広告、交流会の参加、飛び込み営業、会社員時代の人脈の活用、知人の紹介といった地道な営業方法で、個人との外部委託契約を希望する企業を見つけます。
そして2つ目の方法が、営業プラットフォームを使用することです。
営業プラットフォームとは、営業代行フリーランスとクライアントのマッチングを目的としたITシステムのことを指します。
豊富な分野の営業業務があるため、自身の条件や希望に合致する案件を効率良く探せるというメリットがあります。
営業代行フリーランスの仕事には、営業業務のプロフェッショナルが集まっているという特徴があります。
フリーランスで営業代行を担っている層の大多数は、企業や組織などに属して営業のノウハウを培った経歴を持っています。
営業に関する豊富な知識と実績を兼ね備えていることから、高い営業スキルを持つ人材が多い仕事です。
また、対応可能な業務内容に開きがある点も、営業代行フリーランスという仕事の特徴です。
企業に属さず個人で仕事を請け負っている営業代行フリーランスの場合、個人個人が持つ能力に大きな差が見られます。
製品・サービスに関する情報提供、プレゼン、コミュニケーションを基盤とした販売促進を得意とするフリーランスもいれば、優れた営業戦略を打ち出す営業企画に長けたフリーランスも存在します。
一口に営業代行フリーランスと言っても多種多様な能力を持つ人材がいることから、企業が求める人材像とのマッチングを徹底することが大切です。
営業代行を行っているのは、フリーランスだけではありません。
法人も営業代行を請け負っており、フリーランスと法人にはそれぞれ異なる特徴があります。
以下の表は、フリーランスと法人営業代行の違いをまとめたものです。
フリーランス |
法人 |
|
契約の単位 |
個人単位 |
会社単位 |
担当者の選任方法 |
依頼した企業やクライアント側が決定する |
法人が指名する |
フリーランスの場合、依頼した企業やクライアントと結ぶ外部委託契約の単位は個人となります。
一方で法人営業代行の場合は、会社単位で企業やクライアントと契約を結んだという扱いになる点がポイントです。
また、担当者の選任方法についても違いが見られます。
フリーランスが営業代行を請け負った場合、担当者を決めるのは依頼した企業やクライアントとなっています。
フリーランス側から指名するシステムでないパターンが多いため、注意が必要です。
尚、法人営業代行の場合は、法人側が担当者を指名できることが一般的です。
営業代行フリーランスは、自分のペースで仕事ができる、ワークライフバランスが取りやすいといったメリットの多い働き方です。
しかし、「営業代行フリーランスってどんな業界で働けるの?」「営業代行フリーランスに転職しても安定した収入を得られるかどうか不安」といった疑問や悩みを持つ方もいるのではないでしょうか?
ここでは、営業代行フリーランスの需要がある業界について、業界の概要や需要がある理由を交えながら解説していきます。
以下は、営業代行フリーランスが高い需要を得ている業界2つです。
営業代行フリーランスに対する需要は、特に専門系の業界から高まっています。
本業と営業活動を同時進行することが難しいケースが多いため、営業業務のみをアウトソーシングする傾向にあります。
フリーランスとして営業代行の仕事を長期的に続けたい方は、どのような業界が営業代行フリーランスを求めているのかについて知識を深めましょう。
営業代行フリーランスの需要が高まっている業界のひとつが、士業です。
士業とは、弁護士、司法書士、行政書士、税理士をはじめとする「士」が付く職業のことです。
士業を担う人材の増加により、特に都市部において新規顧客の獲得が難しい傾向にあります。
既存顧客だけに依存していても収入を増やすことはできないため、士業も営業活動に力を入れるべき業界とされています。
しかし、士業従事者の場合、本業と並行しながら営業活動を行うことは現実的ではありません。
営業活動に専念することで本業に差し支える可能性があるため、営業代行フリーランスを活用して顧客層の開拓を狙う士業従事者が多くなっています。
尚、士業の営業代行フリーランスでは、アポ取りが主な仕事内容です。
建築家とエンジニアには、人材不足の業界であることと専門職であるという共通点があります。
人材不足の業界では、少しでも多く本業の業務をこなす必要があり、営業活動に長い時間をかけることができません。
また、専門職として建築業やIT業に特化している建築家やエンジニアは、営業に関するノウハウがないことが一般的です。
営業代行フリーランスに依頼することで時間の削減と営業の効率化に繋がるため、企業やクライアントからの需要が高まっています。
尚、エンジニアに関しては、経費の問題も理由のひとつです。
営業代行フリーランスには、営業コストを削減できるというメリットがあります。
少ない予算で効果的な営業活動ができるので、経費削減を狙うIT企業から高いニーズを得ています。
フリーランスで営業代行業務を始める場合、気になるのは収入面です。
営業代行フリーランスには、複数の報酬形態が存在しています。
大きく分けて固定報酬、成功報酬、複合型報酬の3つとなっており、それぞれに特徴やメリット・デメリットが見られます。
また、フリーランスで営業代行の仕事をする際は、職種によって単価相場が異なるという点にも注意が必要です。
営業代行フリーランスの報酬形態と単価相場の具体的な詳細については、以下で解説していきます。
テレアポ、インサイドセールス、メール営業、既存顧客フォローの4つの業務内容における単価相場に関しても紹介していくので、フリーランスの仕事に興味がある方は参考にしてくださいね。
フリーランスで営業代行を請け負う際は、提示されている報酬形態を確認することが大切です。
固定報酬、成功報酬、複合型報酬にはそれぞれ違った特徴があり、自分自身との相性も異なります。
効率良く稼ぐためにも、営業代行フリーランスの報酬形態をきちんと理解しましょう。
固定報酬は、その名のとおり報酬額が固定されている形態です。
日額や月額で設定されており、アポ取りや契約締結を含む業務の成功率が報酬に反映されないという特徴があります。
ただし、報酬発生のクリア条件が設けられているケースがあるほか、努力しても報酬が増えない、業務に対するモチベーションが上がらないといったデメリットも兼ね備えています。
成功報酬は、業務の成功率に比例して報酬がアップする歩合制です。
成功率が低いと報酬はゼロ円となりますが、コツを掴むことで報酬額を大幅に増やせる、高収入を目指せるといったメリットのある報酬形態です。
尚、複合型報酬は、固定報酬と成功報酬を組み合わせたようなシステムになっています。
日額や月額での最低報酬が固定されており、それ以上は成功率が反映される歩合制です。
最低限の報酬が保証されるため、精神的ストレスの少ない報酬形態となっています。
テレアポの正式名称は、テレフォンアポインターです。
電話営業の一環で、新規顧客を獲得するために電話をかける仕事のことを指します。
新規顧客との商談をセッティングすることを目的としており、成果報酬や成功報酬が一般的です。
成果報酬の場合、アポ取りが完了した時点で業務条件クリアとなります。
1件あたりの単価相場は200円程度となっていることが多く、数をこなすことで収入を増やすことができます。
一方で成功報酬の場合は、商談をセッティングするだけでは報酬を得られません。
商談が成立して売り上げが発生しない限りはタダ働きとなるため、注意が必要です。
尚、テレアポの成功報酬は、1件あたり1~3万円と高めの単価相場になっています。
インサイドセールスとは、企業やクライアントと対面することなく営業活動を行うことです。
メール、電話、ウェブ会議システムなどを利用するスタイルが一般的で、テレアポもインサイドセールスに含まれています。
主な仕事内容には、商談のセッティング、企業やクライアントへの提案やプレゼン、ヒアリング、商談、契約の締結業務などが挙げられます。
営業代行フリーランスがインサイドセールスを行う場合、固定報酬や成功報酬が一般的です。
固定報酬では日当2~5万円程度が相場となっており、成功報酬の単価相場は売上の約20~50%です。
ただし、正確な報酬額は条件や対応業務によって変動するため、あくまで相場として参考にしてください。
メール営業とは、メール機能を使った営業活動のことです。
新規の顧客獲得を目的としており、文章で製品やサービスの魅力を伝える必要があります。
メール営業の主な仕事内容には、メールの作成、リードのリストアップ、メールの送信が挙げられます。
高い文章力が問われるのはもちろん、リードのリスト化といった地道な作業がある点もポイントです。
メールの送信後は、メール営業をしたリードからのコンタクトを待ちます。
もし製品やサービスに興味を示したリードからコンタクトがあったら、商談のセッティングを行います。
メール営業は固定報酬や成功報酬が多く、固定報酬の場合は月額1,500円〜1万円ほど、成功報酬では1件につき約数十円が単価相場です。
既存顧客フォローは、既存の顧客に対するアフターケアを重点的に行う仕事のことです。
主な業務内容は、購入した製品やサービスに関する感想や、不明点・困っている点がないかなどのヒアリングと対応になります。
既存顧客フォローを行うことで、購入者である既存顧客の満足度を高められることはもちろん、リピート率の向上にも繋がります。
「引き続きこの会社から製品やサービスを買いたい」と感じてもらうために必須となる既存顧客フォローは、さらなる利益を生み出すための有効なアプローチです。
営業代行フリーランスが既存顧客フォローの業務を請け負う場合、固定報酬型で月額10万円ほど、成果報酬型では1件につき約1万円が相場となります。
営業代行フリーランスで安定した報酬を得たい方は、働き方における注意点を抑えましょう。
ただやみくもに仕事をこなしても、コンスタントに稼ぐことはできません。
長期的に営業代行フリーランスを続ける上で大切なことを理解し、計画的に働くことがポイントです。
以下は、フリーランスとして営業代行を行うときに注意すべき3点となっています。
営業代行フリーランスを行う際は、収入、スキル、マーケティング・プランニングを意識しましょう。
仕事として営業代行フリーランスを行う以上、収入に関する注意点を無視することはできません。
また、より効率良く稼ぐためにも、営業市場における自分自身のニーズを考えることが重要です。
常に販路開拓を目指し、外部委託の契約数をアップさせてください。
各項目の詳細については、以下で詳しく解説していきます。
営業代行フリーランスとして働く場合、自分自身を安売りしないことが大切です。
特に営業代行フリーランスに転身して間もない頃は、フリーランスとしての経験値の少なさや将来への不安から安い単価で仕事を請け負いやすい傾向にあります。
しかし、業務内容に見合わない単価や条件で仕事を請け負っても、安定した収入には繋がりません。
自分自身を付加価値のある営業代行フリーランスだと認識してもらうためにも、適正な単価と条件で仕事を引き受けましょう。
また、業務範囲や報酬が発生する条件に関しても、事前にきちんと確認することがポイントです。
「テレアポのみ行う」「締結業務まで行う」「営業企画にも携わる」など、案件によって業務範囲はさまざまです。
自分自身が委託されている業務範囲を認識し、その上で単価と条件に見合うかを検討してください。
尚、成功報酬や複合型報酬で仕事を請け負う場合は、報酬が発生する条件についても見落としがないようにしましょう。
営業代行フリーランスが注意すべき点のひとつが、得意分野の案件を選ぶということです。
営業代行の仕事には、さまざまな案件があります。
仕事を請け負う際は、自分自身の強みを活かしやすい案件に絞るよう心掛けましょう。
得意分野に特化して仕事をすることで、高いクオリティを維持しながらスピーディーに業務を遂行できます。
企業やクライアントからの信頼を得やすいため、継続案件や他の企業やクライアントへの紹介といった将来的な仕事の機会へ繋げられる点もポイントです。
また、得意分野に絞って仕事を請け負うことで、自分自身のモチベーションを上げやすいというメリットもあります。
培ってきた知識や経験を活用しながら業務を進められるため、ストレスを最小限に抑えながら着実に実績を積み上げることができます。
営業代行フリーランスへの転身を考えている方は、自分自身の経歴や保有資格を考慮して効率的に営業業務をこなせる分野を見つけましょう。
フリーランス営業代行で継続的な収入を得たい方は、新規顧客の開拓を意識するよう心掛けましょう。
ある程度の期間にわたってフリーランス営業代行をした場合、固定の企業やクライアントを獲得するケースが一般的です。
収入も安定しやすいことから、「この調子で続けていけばフリーランスとして成功できる」「とりあえず今の収入で満足だから他の案件は探さなくてもいい」という思考に至りやすい傾向にあります。
しかし、固定の案件に依存するのは非常に危険です。
例え大口の案件を継続的に依頼するような企業やクライアントとの結びつきができても、いつ状況が変化するかは分かりません。
企業やクライアント側の事情で依頼がストップする可能性も十分に考えられ、経済的リスクが高すぎます。
長期的な安定を実現するためにも、常に新規顧客の獲得を意識することが大切です。
業務と新規顧客の開拓を並行することで、他の案件が途絶えても収入を確保することに繋がります。
フリーランス営業代行は、企業やクライアントとの外部委託契約により営業業務を担います。
専門職や営業コストの削減を考えている業界からの需要が高く、士業や建築家・エンジニア関連におけるマーケット開拓がしやすい仕事です。
フリーランス営業代行には、案件によって報酬形態、仕事内容、報酬単価が大きく異なるという特徴が見られます。
報酬を得るためにクリアすべき条件なども細かく設定されており、自分自身との相性が良い報酬形態についても見極める必要があります。
特に固定報酬で働く場合は、自分自身が担当する業務内容の範囲や報酬条件についてもしっかりと確認するよう心掛けましょう。
また、報酬単価に関しても、安請け合いせずに業務内容に見合う適正な単価で引き受けることが大切です。
妥協した状態で業務を請け負ってしまうと、報酬に繋がらない、仕事のモチベーションが下がる、心身共に疲労が溜まるといったデメリットが発生します。
フリーランス営業代行の仕事を続けていくこと自体が難しくなる可能性もあるので、注意が必要です。
自分自身の強みを活かして仕事をすることや新規顧客の開拓にも着目し、フリーランス営業代行として成功を収めてくださいね。